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誰かに話したい! トヨタが窮地のゼネラルモーターズを救った方法とは!?

自動車

今回はちょっと趣向を変えてみます(*´ω`*)

 

時間があるときに色々な本を読み耽っているのですが、最近読んだ本の中にトヨタにまつわる”ある話”が書かれていて、感銘を受けましたのでご紹介します。

 

米GM(ゼネラルモータース) カリフォルニア州にある工場での出来事

現在はテスラモータースの米国工場として機能している、フリーモント工場が舞台です。

Tesla Factory in Freemont

Tesla Factory in Freemont

 

1980年代、このフリーモント工場は、米ゼネラルモータースの中でも”史上最悪の労働環境、操業効率をもつ工場”として知られていました。

この工場の操業システムはある経営者の言葉を借りれば、従業員は給料の為だけに働いている頭の悪いバカ』という考えに基づいていたと言われます。

 

従業員は、まるで工場のパーツの一つのように扱われ、およそ人権のようなものを意識されることはありませんでした。

 

そして丁度同じころ、丁度トヨタをはじめとする日本車が米国に大量に流れ込み始めます。

 

自国市場にガンガン食い込んでくる日本車を尻目に、販売台数の急激な低下に陥るGM

 

これに伴い経営が危うくなったこと、加えて、一向に生産効率の上がらない工場従業員に愛想をつかしたGMは、1982年にその工場を閉鎖することになります。

 

 

米国との貿易摩擦が激化!そのときトヨタに白羽の矢が

 

こうなると、米国も損失回避のために日本車の輸入を止めるといった手段を講じる必要が出て来ますが、大きな市場を失いたくない日本側も、米国内での車両生産を行い問題化を防ぐべきという意見が出始めます。

トヨタがそれに応じて、閉鎖されたGMフリーモント工場をトヨタ主導で再スタートさせることとなりました。

 

フリーモント工場再建にあたり、トヨタとGMは、NUMM(ニュー・ユナイテッド・モータ・マニュファクチャリング)を設立します。

 

新会社設立後、トヨタはフリーモント工場を再開し、なんと元従業員の90%以上を再雇用することとなります。

 

会社が変われど従業員が同じであれば、前回の失敗を繰り返すだけに思えますが・・・

 

 

トヨタとGMの考え方の違い。その違いの大きさ。

トヨタの経営者はGMの経営者と対照的に、従業員にも一人の人間としての心があり、給料だけでなく仕事への誇りも求めていました

 

つまり、技術を学んだり自分を向上させたりする機会を作ったり、改善につながる要望・改善は積極的に採用する。そのほか、従業員の立場に立った考え方の元、操業システムを作り上げていきました。

 

これらは、従業員は奴隷ではなく、自分たちの操業システムをより良く改善できる、優秀な知性を持っているという考えの元行われていきました。

 

この改善の結果、従業員の90%が変わっていないにも関わらず、驚くほどの効果を上げることに。

 

わずか1年でフリーモント工場はGMの中でワーストの工場から完璧な工場へ生まれ変わることが出来たのです。

 

その生産性は、GMが経営者だった頃の1.5倍に達しました。

しかも、業メンバーはGM経営時代と顔ぶれもほとんど変わらないという状況で、です。

 

 

モチベーションの大事さが分かる事例

 

ということで、トヨタがGM史上最悪の工場を、蘇らせたという話でした(*´ω`*)

 

精神論って結構バカにされがちですが、こういう話を聞くとやっぱり人を動かすうえで、信頼とか場の雰囲気、モチベーションというのは非常に大事なんだなと感じます。

 

 

最近、日産が非正規事務職を正規雇用したという話がありましたが、正社員とすることで自身の仕事への誇りを与え、よりよい結果を導こうとしているという点は、このトヨタとGMの話に通ずるものですよね。

 

これにより、いまいちパッとしない現在の日産を、フリーモント工場のように変えてくれるのかな、とすこし期待しています(*´ω`*)