こんばんわ、たまです。
本日は車の車体剛性について書きたいと思います。
私は結構この車体剛性について重要視して車選びをしているつもりです。
良く効くのはドイツ車は車体剛性が高く、車体がしっかりしている、という話ですね。
では日本車はへなちょこな車体なのかというと、そんなことはもちろんありません。
そんな車体剛性についてすこし記載したいと思います(*´ω`*)
車体剛性とは?
まずは車体剛性とは何か?
簡単に言うと、車体のねじりに対する強さを示したものです。
段差や異物を乗り越えた際に、車体がどの程度その力に耐えることができるのかどうか、といったイメージです。
分かりやすい例
イメージしやすいのは、コンビニやスーパー等の道路沿いの商業施設へ入るために、歩道を超えて敷地内に入っていくわけなのですが、その歩道に乗り入れる時に若干の段差を乗り越えますよね?
その時、車体は進行方向に対して斜めになっているはずなので、片輪ずつ段差を超えることになります。
具体的に言えば、進行方向の左前のタイヤが一番先に段差に突入し、右後ろのタイヤが一番最後に段差を超えることになるでしょう。
この、個々のタイヤに個別に力が掛かった際に、タイヤのサスペンションにある程度吸収されているとはいえ、車体はタイヤからの入力により”ねじり”の力を受けています。
ここで、剛性の高い車だと、ねじりの力を受けても、車体が変形することなくスムーズに段差を乗り越えることができるのですが、剛性の低いクルマだと、車体がねじれてしまい、『グワングワン・・・』と、車体が大きく揺れるような、変な挙動を感じます。
私が乗っていたステップワゴンはねじりによる影響を強く感じました。
車体構造的にも剛性を高めることが難しい形なので仕方ないとは思うのですが・・・。
一方で今嫁が使っているC-HRは、非常にシャキッとしたフレームで、剛性が高く感じます(*´ω`*)
つまり、剛性の高い車というのは、車が、外力に強く、いかに安定走行することができるかを測る指標になります。
なので、私は極力剛性の高い車を選ぶようにしています(*´ω`*)
C-HRを購入した際、手の届く位置にあったハリアーを選ばずにC-HRを選んだのは、こういった理由も一つではあります。
車体剛性が与える影響について
先にも記載した通り、車体剛性が高ければ高いほど、道路上の凸凹による車体のゆがみが小さくなります。
また、車体のゆがみが小さくなるということは、乗り心地に大きく影響するサスペンションも、本来の仕事ができるため、車の乗り心地への悪影響が小さくなります。
サスペンション取り付け部のフレームが歪めば、サスペンション自体に変な力が作用してしまい、本来想定された使用条件からかけ離れてしまうということは想像できますしね(; ・`д・´)
ということで、車体剛性が高いほうが良いのは明らかなのですが、ではどういったところで判断できるのでしょうか?
実は、車体剛性の良し悪しは、よほどの違いがなければ素人が感じ取ることはできないそうです(*´ω`*)
先ほど記載したコンパクトハッチとミニバンくらい車体形状が変われば、それほどでもないかもしれませんが、そうでなければプロでも感じるのは難しいとのこと。
もちろん、私も厳密に車体剛性の差は感じることができません(*´ω`*)
そりゃそうですよね、運転者が感じている車体剛性というのは車体のねじれもそうですが、サスペンションがどれくらい仕事をしているかによっても変わりますので。。。
なんとなく、剛性高いかなーとか、車が捻じれてる気がするなー程度にしか分かりません(^-^;
エンジンのパワーのように定量的に数値化できれば分かりやすいのですが、ほとんどの場合前モデルの〇〇%増し!という書き方です。
勿論メーカが変われば直接比較なんてさらに困難になります。。。
では、剛性の高い車を選ぶにはどうすればよいか?
では、何に気を付けて車を選ぶべきか?
私の持論になりますが、剛性の高い車を選ぶコツは下記のとおりです。
- ミニバンやワゴン等は避ける
- 出来るだけ新しい車を選ぶ
- その車の向け先を調べる
ミニバンやワゴン等は避ける
ミニバンやワゴンのボディ形状は剛性を高めるにあたっては不利です。
車体のスペースを最大化したのがこれらの車種ですので、ほとんどが車両前方から後方まで筒抜けた箱型のフレーム構造となります。
ということは、車体中央付近に剛性を強化するためのフレームを通している車種はほぼありません(; ・`д・´)
車体形状で言えば、3ブロックのセダンか、車体の小さなコンパクト or ハッチバックのような形状の方が剛性を出しやすいと思われます。
できるだけ新しい車を選ぶ
何当たり前のことを言っているんだというレベルですが、同じ車種でも新しいモデルの方がフレーム剛性が高くなっているのは間違いないでしょう(*´ω`*)
メーカも、フルモデルチェンジはもちろん、マイナーチェンジでも車体の性能・乗り心地や燃費を向上させる手段として様々な改良を施してきます。
フルモデルチェンジともなれば、フレームが丸々変わる(プリウス3代目⇒4代目もそう)ことがありますが、マイナーチェンジでもフレームへの溶接量を増やしたり、材料を高強度材へ変更したりして剛性アップに努めることは珍しくありません。
これによって剛性が下がることはあり得ないので、剛性が高い車が欲しければ、出来るだけ最新のモデルを選択することが必要です。
そして、もちろん、マイナーチェンジによる強化よりは、フレームの刷新の方が強度・バランス共に優れていると考えられます。
なので、私は車体剛性の面から見て、旧式のフレームを使用しているハリアーより、最新のTNGAを用いたC-HRの方が車体剛性が高い(=乗り心地や快適性に優れる)と判断しました。
とはいえ、もちろん感覚的には分かりづらいので、数値化されない以上は、正直プラシーボ効果程度しかありません(*´ω`*)
ガソリン添加剤やレギュラー車にハイオクを入れる、といったような『なんとなく良くなった気がする・・・!』という類の満足感です。
でも、そういった思い込みでもしっかりと満足感を得られるのが、人の不思議な所ですね笑。
その車の向け先を調べる
これも感覚的なものを出ませんが、国によってその車体の作りは大きく異なります。
例えば、アジアの発展途上国向けは、コンパクトカーが主流である。アメリカ向けはゆったりと乗れる大型のSUVやセダン等が多い。そして、ヨーロッパ向けは、走行性能に重点をおいた車両が多い、といった感じ。
最近、ドイツのニュブルクリンクを走行して足回りを仕上げた、という車が良く出てきています(C-HR、クラウン、WRX STIやシビックタイプR等)が、こういった車は高速走行時でもしっかりとしたサスペンションの動き、安定性等を確保するために、フレームの剛性が洗練されています。
特にスポーツモデルについてはそのフレーム剛性は極限まで高められています。
そういった車を選べば、車体剛性が高いのは間違いなく、走行中に強度不足によって変な挙動を示すことも恐らくないと思います。
ただし、注意しなければならないのは、スポーツモデルに限ってはフレームの強度が高く、かつ、サスペンションも締め上げられていることが多いので、乗り心地という面ではあまり良くはなりません(^-^;
上記例に挙げた中では、C-HRやシビックの標準モデルが乗用車として扱うには良いと思いますね。
まとめ
ということで、車体剛性について書いてみました(*´ω`*)
まとめると、
- 車体剛性が高いと走行安定性と乗り心地が向上する
- 車体剛性を体で感じることは難しい
- 車体剛性の高いクルマを選ぶなら、車体形状(セダン or ハッチバック)、年式(新しいほど良い)、向け先(ヨーロッパ向けが吉)に注意する。
といった感じです(*´ω`*)
あまりこういった点を重視して車選びをする方も少ないかもしれませんが、せっかく大金をはたいて買うのですから、出来るだけ最新のコンポーネントで構成され、性能が良いものが欲しいですよね(*´ω`*)
もしいくつかの候補があって迷っているという事であれば、上記点注意してみてみると、あなたの悩みを解決することができるかもしれません。
新しい発売年式の車は、なんだかんだ言って、ほとんどの項目で古いクルマよりも改善が施されていますので(*´ω`*)
最後までご覧いただき、ありがとうございました(*´ω`*)