こんにちわ、たまです。
今回はタイトル通り、250ccのすすめ、と言う話です。
私も含め、みんなバイク買うときは悩みますよね?どんなバイクにしようかな、どんな色にしようかな?どの排気量にしようかな、等々。
なかでも、中型二輪免許を取ったばかりの人、大型二輪免許の取得が時間的な都合、家庭的な都合で難しい方にとっては、大体が250cc or 400ccで非常に迷うところだと思います。
実際、私も免許を取った際は迷いました。普通二輪免許で上限いっぱいいっぱいの400ccにするか、車検がなく維持が容易な250ccにするか。そもそも250ccにしてしまってパワー不足を感じたりはしないだろうか、といった感じに。
そして、最終的には250ccに始まり、250ccに戻ってきた私が、ニーハンのバイクの良さを語っていこうと思います。
これが、バイク選びで迷っている方の力になれれば幸いです。
250ccってどんなバイクなの??
さて、詳しい制度的な話(車検有無や免許)はググっていただくといくらでも出てきますが、それを踏まえて250ccのバイクの特徴は?と聞かれれば、下記のような項目が挙げられます。
- 普通自動二輪免許で乗れる。
- 自動車専用道路を通行できる。
- 車体が比較的小さく、扱い易い。
- 維持費が安い。
- 出力はそこそこ。
簡単にまとめると、高校生から取得可能な免許で乗れる扱いやすく維持し易いバイク、となりますね。
これら項目について、本当にそうなの?というところを掘り下げていきたいと思います。
普通自動二輪免許で乗れる
これは書くまでもありませんね。普通自動二輪免許を持っていれば乗れます。
この免許、他の免許と比べるとどういった点が優れているかと言うと、まず、16歳で取得可能であること。また、16歳で取得できる二輪免許の中では、最大サイズ(〜399cc)のバイクに乗ることができる、と言う点です。
皆さんご存知の通り、小型限定解除(原付2種)は、16歳から。車の免許は18歳から、大型二輪免許も18歳から、ボートの免許も18歳から、電車の免許は20歳からです。
と、言うことは普通自動二輪免許をもつことで、人生の中で、一番早く、しかも車と比べても遜色ないレベルの行動範囲を得られる移動手段を得ることができてしまうのです。
時間のある学生のうちに、日本という世界をくまなく体験するのも良いでしょう。彼女を乗せて、ツーリングデートに行くのも良いでしょう。友達を誘って、ダートにぶっこむのも良いでしょう。。。。
こう書くと、なんだか16歳でこの免許は早いんじゃないか?的な親心も出てきてしまいますが、とにかく250ccのバイクは普通自動二輪免許で乗れます。もうメリット以外の何者でもありません。
自動車専用道路を通行できる
これも、非常に大きなメリットですね。高速道路に乗れます。これがある事で、自分の行動範囲が飛躍的に広がります。やろうと思えば鹿児島から北海道まで自走でいけます。絶対やらないけど。
あれ?青函トンネル通れたかな・・・?
まぁ、そんな使い方はしないと思いますが、これは非常に大きなメリットです。バイクでのツーリングって、若い人でもやっぱり体力使うんですよ。
朝、天気があまりにも良くて、勢いづいて遠くまで来てしまったけど、さて帰るかってなった時に2種原付とかだと来た道をまた戻らないといけない。
一般道のストップアンドゴーで、気力体力をゴリゴリ削らないといけない。あぁ、高速に乗れたらな・・・と感じることもありません。
そう、ニーハンならね(*´ω`*)。
ニーハンなら、乗りたい時に高速道路に乗れます。SAに立ち寄って、缶コーヒーを飲みながら愛車を眺めることだって出来ます。
ある日突然、「そうだ、京都へ行こう」と思い立ち、日々の嫌なことからの現実逃避だって可能です。日帰りで。
下道ツーリングと違って、仲の良い友達とのマスツーだって簡単にこなせます。信号に分断されることなんてないからね。
そんな素敵な高速道路に乗れてしまうニーハン。素晴らしい。
車体が比較的小さく、扱い易い
最近の大型バイクは技術の進歩やトレンドに照らし合わされた結果、大分小型化してきていますが、それでもやはり250ccよりは大きく、重いですね。
2018年に発表になった新型Ninja400はこれまでの常識からすると考えられないくらい軽量(250ccのモデル+1kg)なので除外するとして、旧Ninja400も普通自動二輪のスタンダードモデルとも呼べるCB400シリーズも250ccクラスと比較すると50kg程度重いことから、250ccクラスは扱いが非常に楽であると感じます。
では、その車体の大きさ、重さってどういった所で感じるかというと、まず思いつくのはバイクの押し引きやバランスを崩した時の支えやすさ。
初めてバイクの重さを感じるのは、教習所での引き起こしが殆どだと思いますが、結構腰に来ますよね。。。軽くヒクくらい重いです、バイクって。
引き起こしに関しては、コツが分かればわりかし簡単になるものの、決して重量が軽くなるわけではありません。
押し引きもそうですが、車体を前後に動かす、倒れないように支えるという作業は大きい、重いバイク程難しくなります。そして、操作する中でバランスを崩す。。。
結果、立ちゴケをする訳ですね(; ・`д・´)
立ちゴケをした時の金銭的なダメージは勿論精神的なダメージも相当なものです。カウル一枚で5〜6万円。ネイキッドの場合、最悪クランクカバー割ったりタンク凹ました日には、枕を涙で濡らすこと請け合いです。
そういったことを考えると、車体が比較的小さく扱い易いという特徴は、400cc以上のバイクには無い大きなメリットとなります。
車でもそうですが、やっぱり軽さっていうのは非常に大きい武器です。KawasakiのNinja400をはじめ、スズキの自動車も軽量化に力を入れてますよね。アルトなんか車両重量700kg切ってます。
ググったら、一番軽いのは610kgらしいです。えっ・・・なにそれ。うちの車の1/3位なんですが・・・。
軽くする事で燃費が良くなるというのはイメージ出来ますが、同時にパワーウエイトレシオが下がります。パワーウエイトレシオというのは重量/出力比の事で、1馬力(最近だとKW?)あたり、何キログラムの重さを動かすことになるか、という値です。この値が小さいほど加速能力が高くなります。
アルトの場合、610kg/49PSで12.4kg/PSとなります。ダイハツのムーブだと、820kg/52PSで15.7kg/PSです。ちなみに、値が低いほど加速が良いです。
ということはアルト圧倒的ですね。
因みに、最新のNinja250のパワーウエイトレシオを調べてみましょう。
166kg/37PSで、まさかの4.5kg/PSです。
えっ・・・嘘、私のバイク250ccなのに速すぎ??
じゃあ試しに日本を代表するセダン、クラウンターボと比べてみましょう。
ざっくり調べてみると、1630kg/235PSとなるのですが・・・結果、6.9kg/PS!!!
あれ?もしかしてクラウンより速くね?
実際ターボ車はNAと違って馬力よりもトルクが高くなる傾向があるので、数値通りになるかどうかは、ヨーイドンするか、YouTubeで加速動画がたくさん上がってるのを見て比べるかしないとわかりません。一度調べてみると面白いかもですね。
ちなみにF1とかに代表されるフォーミュラカーは0.5〜0.6kg/PS切ってます。
・・・もうどっか飛んでけよ・・・。
さて、脱線しまくりましたが、重量が軽くなると取り扱いが楽!同じ出力ならパワーウエイトレシオが低くなる!車体が軽いと燃費も良い!ということで250ccの軽さは正義なのです。
(全てが良くなるわけではありませんが、それはまた別の機会に)
維持費が安い
維持費と聞くと、パッと思い浮かぶのはガソリン代や車検の有無かと思います。Ninja250rの燃費は大体30km/lで、私が以前乗っていたZZR1400の燃費は12km/lでした。更に、ZZRの場合はハイオクでしたので更に価格が上がり、倍以上の維持費の差が出ていました。
ガソリン代、高くつくと損した気分になりますよね。。。昔レギュラーガソリンが200円に迫ろうとしてた時にハイオク車にガソリン入れた時は発狂しそうになりました。。。
最近の250ccのバイクなら30km/lを切るのはそうそう無いと思います。
・・・え? あぁ、2ストのバイクはちょっと向こうに行ってようか。
あと、車検が無いこと。学生さんには助かりますね。勿論、日々バイクの維持費に関して、普段からママに、鬼の形相で戒めを受けているパパにもありがたいです。
ただ、車検が無いと言うのは点検や検査しなくて良いと言うわけでは有りませんからね。車検は無くとも、しっかり自分でメンテナンス、若しくは専門店の点検を受ける必要があります。
万が一の時、人を巻き込んで事故を起こしてしまったら取り返しがつきませんからね。そこは勘違いしてはいけません。メンテナンスは250cc以上でも以下でも必要です。
あとは、よく言われることですが、消耗品が安いです。ブレーキパッド、オイル、プラグ数(これは車種による)、あとタイヤ。この辺、一つ一つの価格差はそれ程ビックリするほどは違わないんですが、まとめて交換すると、ちょっと驚くくらいの金額になります。
大型バイクのタイヤなんか、一本で安い軽自動車のタイヤ4本買って余裕でお釣り来ますからね。
あと、大型バイクになると、何故か良いものを使いたくなります。大してスポーツ走行するわけでもないのにリッター当たり2000円も3000円もするオイルを入れて、オイル交換だけで諭吉さん一人半の出費が出てしまったり。。。
と、いったところでニーハンは維持にかかる費用は比較的少ないです。お金がかからなくて助かりますね。
出力はそこそこ
これ、丁度いいんです。
「サイコーニ チョウドイイ H◯NDA!!」とか宣ってる外人をCMに起用したメーカが有りましたが、丁度いいことはいい事なんです。フリード売れてますもんね。
250ccだからって遅くなんて無いです。さっき計算した通り、クラウンより速い(かもしれない)ですし。
「400ccなんて唯の飾りです!
(250ccで十分と言うことが)偉い人には解らんのです!」
と、上司にほざいて左遷された人がいるとかいないとか。
それくらい250ccは良いんです。
真面目な話すると()、大型バイクの出力って持て余すんですよね。
制御できないとか言うのは勿論のこと、ちょっと大きなギャップを乗り越えた時とかに、上体が沈み込むと同時にちょっとアクセルを煽ってしまうことがあるんです。
大型バイクって馬力もトルクも凄いので・・・凄い敏感なんです・・・(*´ω`*)
アクセル操作に対する応答が!
ギャップ乗り越えた瞬間、その微妙なアクセルへの入力を感知してバイクが加速、危うく振り落とされそうになった事が何度かあります。
なので、運転していて神経を使う事がある。ニーハンは、そんな事ないですよね。必要な時に必要なだけパワーが出せるのです。過剰なパワーなど要りません。
バイクの性能差が、スピードの決定的差では無いことを教えてやろう!!
とドヤ顔で言う赤い上司もいるとかいないとか。
(性能差を腕でカバーできるのなら、何故足が無いことに文句を言ったのか)
と言うことからも、丁度良いことは良い事なのだと、理解頂けたと思います。
まとめ
250ccのバイクって、もしかして凄いんじゃない!?
色々と書きましたが、このように250ccにはメリットがいっぱいです。高校生から社会人まで、全ての人の欲求を満たす事ができる素敵なサイズのバイクだと思いませんか?
私は250ccからバイク生活をスタートし、大型バイクを経て、また250ccに戻ってきました。
ニーハンの旨味も知っているし大型バイクの旨味も知っています。でも、250ccを選びました。250ccで良いというよりは、進んで250ccを選んだのです。
パワーはそこそこでも、道の駅で大型バイクにプレッシャーを掛けられようとも、堂々とニーハンに乗っています。2ケツでツーリングしている、楽しそうなカップルの横を走っても、目に涙を溜めて耐えます。悔しくなんか無いんです。ニーハンなら。
ニーハンという響きも良いです。排気量をこんなにコミカルに表現できるのは250ccだけです。
さらに、250ccは途上国は勿論、海外で販売しているバイクと車体を共用できるので、メーカーからすればコストメリットがあります。だからメーカーもラインナップを絶やしません。250ccスポーツバイクのラインナップを見ると、各社こぞって新型を投入しています。
CBR250RRや、Ninja250、YZF-R25にGSX 250Rとか。さらに、各モデルの単気筒バージョンやストファイバージョンをリリースしているメーカも有ります。
メーカーの意図としては入門クラスのバイクを充実させて、大型にステップアップして欲しいと言うところでしょうが、それはそれ(*´ω`*)
と、このように、選択種も多いです。もちろんスポーツモデルばかりじゃありません。クラシックモデルやアメリカン、本格オフなども各社特徴あるラインナップをしています。
だから、250ccとその他の排気量で迷っている人は、もう一度よく考えて、上に書いた250ccバイクの利点を読んでから考えて欲しいです。
本当にそれで良いのか、、、ニーハンにするべきなんじゃないのか・・・と!
以上!
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(私の愛車のNinja250Rです。250ccで安くて扱いやすいバイクを探している方はぜひ目を通してみてください)

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