おすすめのバイク③ Kawasaki Ninja250R

バイク初心者の方へ

こんばんわ、たまです。

いろんなバイクのおすすめを書いてきたのですが、Ninja250Rのすすめを書いていないことに気づきました。自分のバイクなのに・・・。

 

ということで、本日はNinja250Rのおすすめポイントについて解説していきたいと思います。

Ninja250Rについて

 

おそらく、Ninjaと言えば、今バイクに乗っている人ならほとんどの人が知っている、もしくは聞いたことのある名称じゃないでしょうか?

その発端となったのが、Kawasakiが2008年に発売を開始し、大人気を博した250ccのロードスポーツバイクです。

人気が出すぎて、数年後には『同じバイクが沢山走ってるから・・・』という理由で敬遠されるという、ある種プリウスのような状況にまでなってしまうほどバカ売れしました。

 

尚、姿形はかなり異なりますが、それまでKawasakiのロードスポーツモデルとして長年君臨していたZZR250の後継機となります。

ZZR250 07年最終モデル

こうしてみると、ZZR250がツアラー色を色濃く残していたのに対し、Ninja250Rは一転、ライトウェイトスポーツを思わせる外装・デザインで登場したことが分かります。

 

では、Ninja250Rがどのような素性のバイクなのか、じっくり見ていきましょう。

 

デザインについて

デザインは、一目見てわかる通り、MotoGPや同社のSSモデルのような、いわゆるスーパースポーツ(SS)スタイルになりました。

カウルに関しても、シャープな切り欠き・形状が至る所に採用され、シートはドライバーとタンデマーシートが別々のシートとなる分割タイプになりました。

また、ブレーキロータはフローティングタイプではないものの、前後共にウェーブタイプが採用されており、スポーツ志向であることが伺えます。

 

ハンドル回りは黒で統一され、セパレートタイプのハンドルが採用されています。セパレートタイプと言っても、写真に示す通りトップブリッジ上に配されていますので、実はライディングポジションはほぼネイキッドと同じ。

SSのように腕立て伏せ状態を続ける必要のない、ナチュラルな姿勢で乗ることができる、初心者に配慮された作りになっています。

 

メータ類は昨今の流行りのデジタルメータではありませんが、タコメータがセンターに配置されるなど、スポーティ感を演出しています。また、メータは最高速280km/hまで刻まれています。実際は160~180km/hそこそこまでしか出ないようですが、開発者によると、雰囲気作りで280km/hメータにしたとのこと。もともとガチのスポーツではないので、そういう雰囲気作りが大事ですよね。

 

そして、見てください、このフロントフェイス。

コミカルさとカッコよさが混ざり合った、非常に良い表情です(笑

『やったるで!』というような意気込みを感じる気がします。

 

 

と、このようにNinja250Rは、最新デザインを導入することで購入者の若年化を狙い、見事に若年層の心を打ち抜き大ヒットを招いています。

 

 

エンジンについて

エンジンはZZR250と同一のEX250エンジンが採用されています。厳密にはEX250Kという型式です。

 

このエンジンは、Kawasakiが1986年にGPZ250Rというバイクに採用されたEX250-Eエンジンをルーツに持ちます。ちなみに、このGPZ250Rというバイク、通称鳩サブレと呼ばれており、形状が確かに鳩サブレです(笑)。

実はこのGPZ250R、海外での名称はNinja250Rという名称で発売されていました。22年の月日を経て、新しい形状、刷新されたエンジンを得て再び世に登場したわけですね。

 

エンジンのタイプは並列2気筒。私の絶賛する4気筒ではないのですが、このEX250Kエンジンは並列2気筒エンジンにしては特有のガサツさや振動も少なく、非常に滑らかな印象です。

その前年まで発売されていたZZR250と比べても、正直雲泥の差。当時、これが同じエンジンか・・・!と思うほどの変わりようで、一気に乗り換え欲が高まったのは良い思い出です。両車のエンジン音を簡単に表現すると、

ZZR250『ガシャガシャガシャ・・・』

Ninja250R『トウルトゥルトゥル・・・』

というような感じで、メカニカルノイズの雑味が非常に少なくなっている印象です。

 

一方、実は馬力自体はZZR250と比べて4PSダウンしています(35PS⇒31PS)。お馬さん4匹分ですね。そりゃ大幅な出力ダウンだな・・・と思いきや、まったくそんなことは感じさせません。

 

むしろ、軽く回るエンジンと、最適化されたギア比によってZZR250よりも軽やかに走る感覚です。

 

尚、CBシリーズ同様、Ninja250RはZZR250のキャブレター仕様からFI(フューエルインジェクション)仕様へと変わっています。排ガス規制の影響ですね。最近のバイクでは当然なのですが、2008年当時は新排ガス規制が適応されることとなり、それまでのキャブレター仕様のバイクは軒並みFI化していきました。そして、そのタイミングで250ccの直列四気筒エンジンが排ガス規制に対応できず、絶滅していきました(厳密には対応できたのでしょうが、車体価格の高額化と出力の低下から、250ccスポーツバイクとして成り立たないと判断された)・・・惜しい。

 

ただ、Ninja250RにとってFI化は、非常に良い改良の一つで、まず始動性が非常に上がりました。

今のバイクしか乗ったことない人なら信じられないかもしれませんが、ZZR250の場合、冬になるとチョークと呼ばれるレバーを引いて、エンジンに入り込む混合気をガスが濃い状態にしてやらないとエンジンに火が入らず、非常に始動性が悪かったのです。

これは、新車状態でこれだったので、バイクごとの個性ではないと思います。

 

ところが、FI化により、エンジンが吸気温度、湿度、エンジン温度等から最適な燃料供給量を判断して、瞬間ごとのベストな燃調でエンジンを回してくれます。もちろん、始動性は完璧、気温や湿度、気圧の変化によって調子が変化するなどということもなく、常に快適な状態を作ることができます。

 

これは、排ガス規制への対応はもちろん、KawasakiがNinja250Rをグローバルモデルとして展開する目論見から、各国毎の気象条件に合致させるのであれば、キャブよりもFIの方が有利と判断した結果だそうで、その恩恵を我々もあずかっているわけです。ちなみに、海外で発売された最初期モデルにはキャブ仕様も存在し、そちらは馬力が若干上回って(32PS)いました。

 

このように、Ninja250RはGPZ250Rの系譜を引き継ぎつつ、排ガス規制に適応すべく大幅刷新された最新型FIエンジンを積んでいます。

 

このエンジンの奏でる音を撮ってきましたので、良ければ下記動画でご確認ください(*´ω`*)

Ninja250R エンジン音、加速音

 

フレーム・車体構成について

Ninja250Rに採用されたフレームはスチール鋼管パイプ製のダイヤモンドタイプというもの。ZZR250の前身であるGPX250Rのフレームを改良したものを入れています。

 

なお、ZZR250は何を血迷ったのかアルミツインスパーフレームという、ガチSS系が装備するフレームを装備しています。なんでこんな贅沢なものを。。。

 

さすがにバブル期のバイクと今のバイクを比較するのは酷なもので、フレームに関してはZZR250に軍配が上がるでしょう。

 

ただし、Ninja250Rのフレームが悪いのかというと、実績のあるGPX250Rのフレームを元に、最新バージョンにブラッシュアップされています。アルミフレームのようにがちがちではなく、しなやかに受け止めるフレームという感じでしょうか。

 

実際、普通に使う範囲(サーキット含む)でフレームの強度に不満を持ったことはなく、その違いが分かるのはサーキットを走り込んでいる猛者以上の方なのではないでしょうか?少なくとも私には全く不満はありませんでした。良いフレームですよ。

 

前後輪はZZR250と比べて、フロント+10mm、リア-10mmの110-130というタイヤサイズが標準で入っています。これが、当時話題になりまして、見た目が貧弱である、ダサいということで、リアタイヤのサイズアップカスタムが頻繁に見られました。

 

ただ、このタイヤサイズチョイスにもちゃんとした理由があります。

 

後輪タイヤって太いとエンジンの大出力に耐えられるようになるのですが、前輪タイヤと後輪タイヤの幅に差が出るほど曲がりにくくなります。どういうことかというと、タイヤ幅が広いほど同じ角度倒した際に接地面が移動する距離が大きくなり、後輪が内側に寄ってしまいます。つまり、バイクの向きがカーブの外側を向いてしまい、アンダー傾向が出やすくなるんですね。

 

SSなんかはモロにこの傾向があるのですが、そこはキャスター角を狭めてトレール量を小さくすることにより操舵性を上げて相殺するようにしています。

 

SSの場合はエンジンの大トルクを受け止めるために大きな後輪タイヤが必要になりますので、そうせざるを得ないのですが、250ccのレース用バイク等を見てみると、前後輪共に幅100というレベルで非常に細いタイヤをチョイスしています。このバイク、エンジン出力は400cc並みにあるのですが、このサイズが入っています。

 

 

つまり、見た目は別にして250ccに太いタイヤは不要なのです。

 

 

そしてNinja250Rはライトウェイトスポーツバイク。なら、前後輪のサイズ差を小さくして、回頭性に素直さを出そう、というのがこのバイクのコンセプトであり、これによってNinja250Rに軽快な操作感を与えることに成功しています。

 

 

 

尚、上部に書いた、リアタイアの幅広化カスタムに関しては、上記で説明した原理の通りで回頭性の悪化を招きます。実際、今の私のNinjaは、買ったときから140サイズが入っており、初めて乗ってすぐに思ったより軽快性がないな、と感じました。

 

素人でも分かるレベルで変わりますので、乗り味を変えたくない方はご注意ください。もちろん、乗り味ではなく、見た目重視のカスタムであれば別に問題ないと思います。

 

このように、ノーマル状態でバイクのコンセプトに沿った、しっかりとした部品のチョイスが行われていることが分かります。

 

操作性について

これまでの項目でもいくつか記載していますが、非常に扱いやすくなっています。

 

まず、重量の軽さ。

 

これは250ccのすすめでも書きましたが、車体重量が軽く、初心者の方にも取り回しがしやすくなっています。ちなみに、この利点は初心者だけに有利というわけではありません。

私くらいの身長の成人男性ですら、大型バイクの取り回しには苦労します。ZZR1400は比較的取り回しが楽ということを言われるのですが、それでも非常に辛かった。

その点Ninja250Rは取り回しが軽いため、乗って出かけるためのハードルが低くなります。バイクが重いと、出かけるにしても気合を入れないといけなくなるんですよね・・・。Ninja250Rクラスの重量であれば、億劫にならず、ぱっとした思い付きでサッと出発できるようになります。

 

また、どこへ行っても立ちゴケの不安がありません。車両の軽さや足つき性も良いためです。少し山奥へ行ったとしても、狭い道へ入り、切り返しができず立ち往生してしまう可能性を恐れて引き返す、ということも少なくなります。(もちろん無茶な突込みをしてしまうと大きさ関係なく帰れなくなりますのでご注意を!)

 

そんな車体に、先ほど触れたエンジンが搭載されています。2気筒エンジンが選択されているのも扱いやすさを優先させるためだと思います。

2気筒エンジンは4気筒エンジンに比べてトルクが厚く、1気筒エンジンに比べて最高出力に優れます。つまり、扱いやすさと出力のバランスの取れたエンジンを採用しているということです。

 

そして、適切なタイヤサイズのチョイスです。大きすぎず、小さすぎず、バイクの特性についてよく考えられたものが奢られています。

 

つまり、Ninja250Rは

・軽量、コンパクトな車体により、押し引き等取り回しに優れる

 ・トルクフルで軽快なFI並列2気筒エンジンを採用することで、ほどよいパワー感

 ・250ccの出力に対し適切なタイヤを選定することで非常にナチュラルな操作性

 

という、計算されつくしたバイク、まさに250ccのスタンダードと呼べるバイクと言えるのではないでしょうか?

400ccであればCB400。250ccであればNinja250Rです。

 

 

価格・中古車について

ちなみに、当時Ninja250Rが発売された際の価格は49万円。なんと50万円を切る値段でした。これは初年度だけで、Kawasakiの内部の方も、初年度は話題作りのためのバーゲンプライスということは明言されています。

 

その後徐々に値段が上がっていき、現行モデルは約62万円という価格になります。

 

なかなかの値段ですが・・・Ninja250Rであればそんな心配はありません。

というのも、Ninja250Rは既に絶版車で中古車しかないから(笑)

 

しかし、中古車と言えど、ネットを見てもらえれば分かりますが、250ccのNinjaシリーズ最初期モデルといえども、それほど状態の悪いものはそうそうありません。

 

というのも、このクラスのバイクはバイク初心者を呼び込む目的と、その所有者を大型車へ導く役割を兼ねているから。

つまり、多くのライダーはこのバイクに長く乗ることはなく、大型へのステップアップするための土台にするのです。実際私も、初期Ninja250Rには1年ほどしか乗らず、大型に乗り替えてしまいました・・・。

 

その為、中古車市場には走行距離があまり伸びていない、状態の良い個体が多く流れることになるのです。

 

また、年式的には一番古い物で10年前、価格も非常にこなれてきています。30万円もあれば程度の良いものを見つけることができるでしょう。

 

 

実際、私のNinja250R、2009年式ですが、走行距離は実走行4000kmで総額34万円で手に入れることができました。見た目はほぼ新車です。

 

(この写真は、サイドカウルにステッカーチューンと、リアフェンダーにレスキットを組み込んでいます。それ以外はノーマル。)

 

バイクに乗りたいけど本体価格が・・・という方、PCX新車で買うお金があればNinja250Rのそこそこ良い状態の個体が買えますよ。。。免許が許せばですが!

 

 

 

まとめ

いかがでしょうか?

抜きんでた特徴はありませんが、すべての設計がが楽しさ・扱いやすさに向けたバイクであり、さすが通常の開発期間の倍の期間を費やして開発されたバイクです。

 

初心者が初めてのバイクに選ぶにも良いですし、大型バイクの維持がきつい、取り回しがしんどいといった私のようなライダーにとっても最適な”解”であると思っています。

 

もし、あなたが初めてのバイクの候補がない、落ち着いたバイクに乗りたい、という方はぜひNinja250Rについて、一度調べてみていただきたいと思います。

実際に見て、触って、乗って、良さを感じていただければ、同じ車種に乗る仲間が増えるので、うれししく思います。

 

以上。

 

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