こんばんわ、たまです。
トヨタのC-HRがマイナーチェンジを受け、後期モデルとなりました。
発売してもう3年経つんですね・・・最近時の流れが速くて敵いません。。。
※https://toyota.jp/c-hr/design/?padid=from_c-hr_top_main_design より抜粋
旧型(前期型)となってしまったC-HR乗りとしては悔しい限りなのですが、その変更内容について個人的に気になるポイントを、良い点と残念な点に分けて紹介したいと思います。
残念な点
車両本体に大きなテコ入れは無し
これは、私のように旧型を持っている人間からするとホッとする点でもあるのですが、今回のマイナーチェンジは、外装の変更と安全機能の強化、新型カローラから始まったディスプレイオーディオの標準装備といった改良にとどまり、車体本体には大きな変更は加えられていないようです。
また、外観の意匠の変更については、ランプ類と前後バンパーの造形こそ変われど、上級グレードのホイール意匠は変更がないため、もしかすると、よく知らない人が見たら前期後期の判別がつきにくいかもしれませんね。
※https://toyota.jp/c-hr/design/?padid=from_c-hr_top_main_design より抜粋
※こちらは旧モデル。ホイールの意匠が同じことが分かります。
パワートレーンは変更なし
こちらも少々意外でしたが、パワートレーン自体はこれまでと同じ1.8Lハイブリッドと1.2Lダウンサイジングターボの搭載に留まるようです。
※マイナーチェンジ前の1.8L THSⅡ
C-HR発表後にレクサスで発売が開始されたUXには、2.0Lのハイブリッドシステムが搭載されており、それが非常にスポーティな味付けになっていましたので、スポーツマインドに溢れるC-HRのマイナーチェンジに合わせて搭載してくるかな、と思ったのですが先送り(?)になったようです。
1.2Lターボエンジンについても、様々な媒体で出力不足が指摘されていましたので排気量アップあるかと思いましたが、これもなし。
まぁこちらは代替できるようなエンジンが今のトヨタにはなさそうですので、望み薄かと思いましたが、ホンダのように同じシステムを使っても車両に合わせてキャラクターを買えるようなチューニングを施してくれれば印象変わる(FIT3のハイブリッドとヴェゼルのハイブリッドのこと。同じシステムですが、ヴェゼルのキャラクターに合わせ、エンジンの出力が上げられています)のにな、と残念に思いました。
レーントレーシングアシスト(LTA)は付かず
これが一番意外でした。
C-HR発売後、遅れて発売開始されたカローラスポーツのシステムにはレーントレーシングアシストが搭載されており、非常に悔しい思いをした記憶がありました。
※https://toyota.jp/corollasport/より抜粋
レーントレーシングアシスト(LTA)とは、道路の白線および前走車の走行軌跡を各種センサー・カメラでトレースして、自動でステアリング制御(サポート)をしてくれる、長距離ドライブ時に非常に便利な機能です。
私の愛車である2013年式アコードにも搭載されており、現行のホンダセンシングモデルに比べると性能は低いものの、長距離ドライブ時の疲労低減に非常に役立っており、次買う車にはぜひとも最新型を付けたいと思っているシステムです。
カローラスポーツとC-HR、そしてプリウスは兄弟車とも呼べる関係ですので、マイナーチェンジが施されたC-HRにも当然搭載されるものと思っていましたが、残念ながら搭載は見送られたようですね・・・
(プリウスも見てみましたが、こちらにもついていない?? 3兄弟の中では一番最初に発売されましたが、ひょっとして基本的なシステムの違いで後付が難しいのでしょうか??)
ということで、私が見た残念ポイントは上記の通りです。
特に私にとってはLTAが付かないのが痛い。
この機能が欲しければカローラスポーツを買う必要がありますが、貧乏人の私は下取り価格を気にしてしまいますので、できればSUVスタイルで行きたいのですが・・・悩ましい。
良い点
続いて、マイナーチェンジで良いと感じた点。
私が羨ましく思った点について紹介したいと思います。
GRモデルの追加
もともとスポーツテイストの強いクルマでしたが、トヨタのスポーティモデルシリーズであるGR仕様がラインナップに加えられました。
※https://toyota.jp/c-hr/design/?padid=from_c-hr_top_main_designから引用
最近は電動化電動化でスポーツモデルが絶滅しつつあるような状況でしたが、各メーカ少しずつスポーツモデルを出してきてくれていますね。
私の個人的なイメージではホンダが一番精力的で、トヨタは割と売れる車しか作っていないという印象でしたが、最近は逆にトヨタの方が頑張っていると思います。
スバルとの共同開発である86やスープラ、そして各モデルに設定されたGRシリーズといった感じで、スポーツモデルの投入が止まりません。
その流れでC-HRにもGRが設定され、スポーツカー好きなパパへの選択種が増えたと感じています。
とはいえ、このGRモデル、走行性能面での改良内容を見ると、実はGRモデルとしての改良は小改良程度で、メンバープレース(フレーム補強パーツ)の追加、サスペンション・ステアリングのセッティング変更といった感じで、30型プリウスのG’sやハリアー、ヴィッツの溶接補強が施されていません。
※C-HRカタログより抜粋
カタログの解説によると、『ベース車の高いボディ剛性を、より高水準なものにするために・・・』といった記載があり、溶接増しが行われなかったのはTNGAの基本性能の高さであるが故、といった意図の解説がありました。
まぁ確かに標準モデルでもしっかりしたボディの剛性感を感じますので、これ以上は必要なし(パワートレーンも一緒ですしね)と判断されたのかもしれません。
ということは、今後TNGAモデルのGRは溶接個所追加は行われなくなるのか・・・少し特別感に欠けてしまいますが、それだけTNGAのポテンシャルが高いという事と前向きに捉えましょう(*´ω`*)
ともかく、GRグレードの追加により、スポーティなモデルの選択種が増えました。
MTモデルの追加
これが個人的には一番うれしいポイント(*´ω`*)
なんと、カローラスポーツと同タイプの6速MTが各モデルに採用されました。
しかも、ただのMTではありません。
私のように『とりあえず免許はMTで取ったけど、ずっとMT運転していない。でもMT車に興味がある・・・』というユーザへの救いとなるiMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)が搭載されています。
※C-HRカタログより抜粋
iMTとは、簡単に言うと
『エンストしそうになると、コンピュータが自動でエンジンの回転数を上げてエンストを防いでくれるよ。あとついでに、シフトダウン時にギアをスムーズにつなげられるように、エンジン回転数の自動補正もしてくれるんだよ』
という代物で、MT初心者が恐れる”エンスト”を防いでくれるという夢のような(笑)システムのこと。
しかも、ボタンでon-offの切り替えが可能。カローラスポーツにも同様のシステムが搭載されていますが、さらに洗練されています(*´ω`*)
イイですね!これ。
これだけで次期愛車購入候補に入ってくるほど、個人的にツボな機能です。
オーディオディスプレイの追加
マツダやレクサスにはすでに採用されていますが、オーディオディスプレイがマイナーチェンジによって標準装備となりました。
※C-HRカタログより抜粋
簡単に言うとナビゲーションのハードは既に車に組み込まれていて、費用を払うとナビが使えるようになったり、追加の機能が使えるようになるというシステム。
最も、工場出荷時点で全ての機能はインストールされていて、ロックが掛かっており、追加費用はそのロックの解除代、という話らしいですが・・・。
ユーザー側のメリットとしては、純正ナビのバカ高い費用が安くなる、だけでなく、やろうと思えば無料のナビアプリだけで運用できるので、安く済ませられるという点。
メーカとしては社外ナビが投入できなくなるので、これまで奪われていた収益を自社に取り込むことが出来る点、でしょうか。
私から見ればこれは非常に有難いです。
正直、今は地図アプリのナビゲーションでも十分では・・・?というレベルのクオリティに達していますし、インテリアにぽっかり空いてしまったナビのスロットに蓋をするためにナビを取り付ける・・・という面も少しありましたので。
今後このタイプが広がっていくようですので、貧乏ユーザの私としては非常にうれしいですね(*´ω`*)
まとめ
ということで、マイナーチェンジしたC-HRの良い点、残念な点の紹介でした。
マイナーチェンジとはいえ、内部へのテコ入れはそれほど行われておらず、旧型ユーザーとしてはホッと胸を撫でおろした一方で、GRの追加とiMTの追加が羨ましすぎる。。。
そして、GRモデルが欲しすぎです。
お金に余裕があれば買い替えたい・・・ですが、C-HR 2台持ちという訳の分からない状態になるうえに、おそらく買い替えのタイミングには次期C-HRが登場していることが予測されますので、おそらく私の手元に来ることは無いかと・・・。
事故って車が必要になれば候補に入りますね(*´ω`*) (笑)
以上、ご高覧ありがとうございました!