こんばんわ、たまです。
本日は次期愛車候補の一つであるシビックタイプRを見てきました(*´ω`*)
オートサロンでマイナーチェンジ版の参考出典があったようですが、大幅な改良とはならず小改良に留まるようです。(もちろん、走行性能は向上していますので、ビジュアル的には、という意味になります)
様々な所で紹介されていますが、私が思う良い点・悪い点について簡単に紹介したいと思います。
伝統のホンダスポーツ シビックタイプR FK8ってどんな車?
恐らく車好きであればタイプRという言葉を知らない人は居ないと思います。
タイプRというのは、1992年末に初代NSXから展開されたホンダのスポーツモデルのグレード名で、元となったモデルに対して徹底的にメーカーチューンを施した、純正スポーツモデルを指します。
現代で言えば、トヨタで展開されているGRシリーズが近いですね(*´ω`*)
例えばヤリスGRは、標準グレードが1.0L~1.5LのNA若しくはHVシステムを搭載するモデルであるのに対し、GRは1.6Lのハイパワーターボを搭載しており、標準車とは一線を画す、ガワが似ているだけの別の車(実際そうらしいですが笑)といえるまでにメーカ側でチューンを施した車です。
ホンダのタイプRも同様に、このシビックタイプRは標準車が1.5Lターボエンジンを搭載しているのに対し、2.0Lのハイパワーターボエンジンを搭載しています。
このエンジン、また別で紹介したいと思いますがその出力を見ると、320PSの40.8kgf・mとなっており、どれくらいのパワーなのかというと4LのNAエンジンを超える出力です。
最近流行りのダウンサイジングターボ(小排気量化してロスを減らし、燃費を稼ぐターボ)と真逆のカリッカリにチューンされたエンジンを積んでいるわけですね。
その最近のトレンドを無視してぶっ飛んだところがイイ(*´ω`*)b
もちろんエンジンだけではなく、その他構成部品、車体内部、外装全てに手が入っております。
その結果、2017年にドイツのニュルブルクリンクのタイムアタックにて、FF車で世界一のタイムを記録しています。
(現在は2019年にライバルであるルノーのメガーヌR.S トロフィーRというモデルが記録を塗り替えました。現在、マイナーチェンジされるシビックは、FF最速の座奪還を目標として改良されているという話です)
現時点(2020年1月現在)では2位落ちしてしまったものの、それでもFF車の中では世界最速クラスの能力を持つ、日本の誇るスポーツカー、それがシビックタイプR FK8です。
シビックタイプR FK8 マイナスと感じた点
まずは私の思うマイナスな点から。
- ベース車+200万円弱!? 価格が高すぎる
450万円という車体価格は元となっているシビックハッチバックに比べて約170万円高というもの。
中身がごっそり変わっているとはいえ、なかなか手を出せる価格ではありません。
- 幅1875mm!? 車体が大きすぎる
全長はそれほど長くはないものの、問題は幅。
車幅はなんと1875mmという巨大サイズ。このサイズはクラウンはもちろん、アメリカサイズであるカムリやアコードの1850mmを超えてさらに大きなサイズです。
殆どの立体駐車場を利用できず、古い店舗のスーパーなどでは白線内に留めるのも精いっぱいという代物。
通常使用時にはかなり制限が付きそうです。。。
あとこのタイヤサイズは悪ふざけが過ぎませんか?20インチの30扁平。ゴム板ですか?
カッコいいけどさ!(*´∀`*)
- 日本車は壊れな・・・イギリス生産・・・??
人によっては利点となるかもしれませんが、生産国がイギリスとなります。
生産地が問題というわけではないのですが、どうしても海外生産故かパーツの制度が甘かったり、トラブルが少なからず報告されている模様。
もちろんトラブル時の対応は日本のディーラーでも行ってもらえますが、日本車として買うともしかするとトラブルの多さに困惑してしまうかも・・・?
- FFで320馬力なの?大丈夫?
友人に旧型のFD2に乗っていた方がいましたが、200PSのFF車でも雨の日なんかは余裕でホイルスピンしていたそうです。
トラクションコントロールの有無があるのやもしれませんが、FFで320馬力はさすがにオーバースペックな感じがあります。
FF車は発進時に駆動輪である前輪が路面に力を伝えにくいというデメリットがあり、ある程度まで出力が高くなると、後輪駆動もしくはAWD(4輪駆動)になります。
同じ2リッターハイパワーターボのWRX/STIや、ランエボはAWDですし、最近発売されたスープラは後輪駆動です。
なので、FF車でこの馬力はちょっとオーバースペックかもしれません。
シビックタイプR FK8 良い点
さて、次は良い点と思えるところを上げていきます。
- デザインが最高! ガンダムみたい?イイじゃん!
まずはそのデザイン。元々のシビックもカッコいいですが、タイプRのカッコよさは別格です。
フロントマスクはスクエアな形状で、マジでガンダムです。
また、フロント回りは大きく張り出たブリスターフェンダーによりワイド&ローなスタイルに。(というかこれのせいでマジで極悪なほどワイド(全幅1875mm)になってしまっています)
リアにはスポイラーを装着して、フェンダー下にはディフューザーも装着。
写真では見づらいですが、3本出しのマフラーでスポーティな造形となっているのみならず、そのうちの1本を音質を整えるために使用することで、スポーツカーらしいサウンドを生み出すことに成功しています。
かっこよすぎる・・・(*´ω`*)
- スポーツカーなのに4人乗り!86とは違い、ちゃんと後席も使える
86やスバルのBRZ、あと今は絶版になっていますがマツダのRX-7や8といったクーペスタイルのスポーツカーは、後部座席があるにはあるのですが、人が乗るには適さない形状で、いわば2+2シーターという緊急時の予備席のような位置づけした。
しかし、このシビックタイプRは、ハッチバックから内寸はほぼ変わっていないので、大人4人がゆったり座れる空間を確保。
スバルのWRX/STIや三菱のランエボXのように、ファミリーカーユースでも使える懐の深さを獲得しました。
これはファミリーでスポーツカーを持ちたいという、世のパパ方の願いを具現化しているといっても過言ではないと思います。
ただ、先代やFD2もそうですが、5人乗りでも行けそうなものの何故か4人乗り。
軽量化の為( ゚Д゚)??
- iMT(ホンダでの名称はレブマッチシステム)搭載で初心者に優しい!?
別記事で紹介したiMT、実はこのシビックタイプRでも搭載されています。
iMTの詳しい内容は下記記事参照ください。

名称はレブマッチシステムというようなのですが、要はエンストしそうなくらいにエンジン回転数が下がると自動で回転数を上げてくれる、ギアを落とす際にブリッピングをして自動で回転数を併せてくれるという機能が付いています。
これのおかげで初めてMT車を扱う人にもやさしく、MTに慣れた人にとってもヒールアンドトゥ(ギア変更時の回転合わせの技)を自動で行ってくれるため、非常に簡単にMT車の運転を行うことが可能です(*´ω`*)
これが付いていると、一気にMT車購入に対するハードルが下がりますね。
MTに乗りたいけど運転に自信がない、という人も結構いるはず。(私もMTペーパーなので)
そういう人へは、私含めてですが、非常に有難いサポートシステムで、通常使いも考えられた良い機構だと思います。
しかし、なぜタイプRにのみ設定・・・?
ハッチバックに設定したほうがユーザ増えるのでは・・・。
シビックタイプRは買いか!?
さて、この車買いかどうかというと・・・いろいろ文句も書きましたが、私は買いだと思います(*´ω`*)b
値段が高くてデカくて取り回し最悪ですが、今後クルマ社会がEV主体になっていき、車の趣味性が失われていく中、こうした楽しみを追求した車がでてくることが減ってくる、もしくは需要減少によりプレミアム化(=高額化)していくことは容易に想像できます。
MTについても採用車種がどんどん減っていき、将来的には殆どが自動変速機(DCTやAT、日本ではCVT)となってしまうと思います。
これは運転サポートとの相性の話もありますので、流れが変わることは無いかと。
なので、こういったぶっ飛んだ車というのは、今買わなければ今後入手が難しくなるというのは間違いないと私は思っており、手に入れられるのであれば、今のうちに手に入れておくのが吉かと。
尚、ホンダの次期タイプRはNSXに積まれているSport Hybrid SH-AWDが搭載される?という話も雑誌に載っていましたね。

MTのタイプRがこのFK8で絶滅してしまう、なんてこともあるかも?
ということで、今だから買える、今しか買えない(?)このシビックタイプRは、次期愛車候補筆頭です(*´ω`*)
値段を見なければ・・・ですが。
最後までご高覧ありがとうございました(*´ω`*)