こんばんは、たまです。
今回は、通勤用として導入したエッセに自家塗装を施してみたので、その手順と素人の自家塗装の出来栄えがどうなるか、についてお話ししたいと思います(*´ω`*)
お店に頼めば普通に数万円かかる・・・そもそも10万円で買った車にそんなにお金を掛けたくない。
なら多少仕上がりが悪くても自分で全部やってしまおう!今より悪くなることは無いし、と軽い気持ちで進めたのですが・・・!?
タッチアップ前の状態について・・・

ESSE Paint damage
うちのエッセ、貰ってきた時からこんな感じで既にキズがありました。
家族が運転していた時に、どうも実家の入り口の門で擦ったようです
しかも、写真に写っている通りタッチアップペンのみでテキトーに補修してるもんだからキズ隠しになってない・・・。
このままでは、ただでさえ安い軽が、さらに安っぽく見えてしまう、、、という事で、傷補修する事にしました(*´ω`*)
もちろん、できるだけお金はかけたくないので、出来るだけ家にあるもので済ませます。
使う道具は・・・コレ!!

Materials for touch up paint.
はい、今回使用した道具は車専用品ではなく、ガンプラ用の物ばかり笑
そもそもバンパーは樹脂製だし、プラスチックで構成されているガンプラ用の道具で直しても問題ないはず!
最悪駄目なら塗装屋に泣きつこう(汗
はい、背水の陣の覚悟で、がっつり下地処理を進めていきます(*´ω`*)
下地処理開始・・・もう後戻りはできない・・・!

Surface treatment 1
まずはヤスリで傷やタッチアップ塗料の凸凹を削り取ります。
深い傷はパテで埋めますので、表面に盛り上がっている傷を慣らすのと、タッチアップペンによる塗料の盛り上がりを平坦に仕上げられれば完了です。

Surface Treatment 2
表面の凸凹を取り除いたら、切粉を除去するために流水で洗います。
・・・っと、じっと出来なくなった娘が登場、無理やりシャワーノズルを奪われてしましました(^-^;
まぁ水かけるだけだし、満足するまでやらせるか・・・
さて、流水洗浄を終えて表面が乾いたら次はこいつです。

Surface Treatment 3
皆さん大好き、サーフェイサーです。
・・・・缶の表面にMr HobbyやらGSIクレオスやら、およそ聞いたことのないメーカ名がプリントされています。
車好きの方からすると、『何それ?美味いの?』なメーカですが、模型界隈では大御所のこのメーカ。
車用塗料ではないし、そもそも仕上げ用って書いてありますが、GSIクレオスならやってくれる!ということで、気にせず進めます。
サーフェイサーの効果の一つに、傷を目立たせるというものがあります。
なので、仕上げ用であろうが下地用であろうが、傷がどこにあるか分かれば問題ありません(*´ω`*)

Surface Treatment 4
サフを吹くとこんな感じになります。
色が統一されて、傷がくっきり表れてくれました。
今度は、この傷を埋めていきます。
・・・と、ここで問題が。
先ほど紹介したポリパテを使いたかったのですが・・・長い間使っていなかったため、経年劣化で硬化剤を混ぜていないにもかかわらず完全硬化してしまっていたので、新しく買ってきました。
ラッカータイプの安いパテです。200円しなかったかな。
ラッカータイプは気泡ができやすいのでちょっと心配なのですが・・・

Surface Treatment 5
心配していても仕方ないので、エイヤで塗りつけていきます。
後で再度やすりで削り取りますので、はみ出し等は全く気にすることなく進めます。
最近気温が高いから塗ってるそばから固まっていくなぁ・・・(; ・`д・´)

Surface Treatment 6
パテを塗り終わったら、再度面を整えます。
表面が整ったら、再度傷の有無を確認するためにサフ吹きを行います。

Surface Treatment 7
これはかなりいい感じに出来てるのでは??
ガンプラ用の道具でも全く問題ないですね(*´ω`*)
ただ、表面を削った際に露出したに若干の気泡がありますので、これを埋めていきます。

Surface Treatment 8
気泡の穴埋めには溶きパテを使います。
溶きパテとは、パテを薄め液で薄めて液状にしたもの。
ちょっと硬めの塗料くらいの粘度にして、傷に塗り込んでいきます。
液体ですので、気泡のような小さな穴にもしっかり入り込んでくれます。
これで表面を更に均一にしていきます(*´ω`*)

Surface Preparation 9
塗り終わるとこんな感じです。
このあとは、乾燥後、表面を2000番手くらいまでで磨いて、仕上げのサーフェイサーを塗って、上塗り塗装前の下地を作り出していきます(*´ω`*)
下地完成後はこんな感じ。

Surface Preparation 10
以前のサフ後とあまり変わらないようにも見えますが、近くで見ると細かい気泡や傷などが消えて、平坦なサラサラの表面になりました(*´ω`*)b
これで下地処理は完了したので、上塗り塗装を施していきます!
上塗り塗装をしていきます
さて、あとはシルバー色に塗るだけです。
さすがに仕上げに使う塗料はガンプラ用を使うと失敗確実ですので、ホームセンターで専用色を買ってきました。
ソフト99のボディーペンです。
ダイハツ用のS28『ブライトシルバーメタリック』が純正色っぽいので、それを購入してきました(*´ω`*)
さて、これを塗装していきます。
1回で完了しようとせず、薄く何層にも分けて塗装していくと、きれいに塗ることが出来ます。
まぁガンプラで塗装の経験あるし、余裕っしょ!!

Over coating
あれ・・・まだらになってるし吸気口のあたり垂れとる・・・
缶スプレーって塗料の出る量が多いからあんまり得意じゃないんですよねえ・・・(゚д゚;)
まぁ、まだ何層か塗るので消えてくれることを願って続けます。
(垂れた部分は修正面倒なので無視します。気になる方はカッターの刃か何かで研ぎ落してやると綺麗になるそうです)
さぁ、塗装を重ねて膜厚を付けてやると・・・
こんな仕上がりに!
おぉ、めっちゃ綺麗じゃないですか、これ!?
イイ感じに仕上がりました(*´ω`*)
あとは、クリアーでコーティングしてやってから、車体に戻します。
素人の自家塗装、完成しました!
では、エッセのボディを車体に戻していきます(*´ω`*)
バンパーを取り外したエッセ。
内部も錆びだらけ、というわけでもなく綺麗で良かったです。
バンパー外して気づいたのですが、ラジエターめっちゃデカいですね。
ちなみに、この巨大ラジエターが前方につくため、ほとんどの軽自動車のナンバープレートは中心から若干左右にオフセットした状態で装着されています。
さて、バンパーを戻します。
自家塗装した個所はどう見えるのかっていうと・・・

Over coat2

Over coat3
仕上がりはこんな感じです。
最初の状態と比較してみると、、、

Before

After
一目瞭然ですね。
傷があったことが分からないくらいまで修正することが出来ました!!
近くでよく見れば、塗装の感じが違うな、というのに気づくのですが、一定以上離れればほぼ分かりませんね(*´ω`*)
ガンプラの道具と自家塗装だけでこの状態になれば御の字です♪
まとめ
ということで、今回は家に余ってるガンプラの材料で、自家塗装タッチアップをしてみました。
思っていたよりもしっかり補修ができて自分自身驚いています(*´ω`*)
しかも、今回かかった費用は下地処理~サフまでは家にあった適当なもので仕上げたので、実質上塗り塗料とクリアー塗料のみで、約3000円程で補修完了しました。
ただ、ちょっと気になった点もいくつか。
- ラッカーパテはバツ。気泡が発生しやすい。 傷埋めはポリパテで。
- 缶スプレー塗装時、パーツの上で折り返すと溜まってしまいムラになる。
- 養生はもっとしっかり。隙間から結構侵入していたので不要な補修が発生。
- 完璧は求めない(時間ばっかりかかる)
- 面倒になってやらなかったけどクリアー後磨いた方が良い。
という感じです。
そもそも模型用の材料ではどこまで耐久性があるかは分からないのですが、オートバックスやホームセンターで買う車用のものよりは安いので、安価に仕上げた伊藤いことであればお勧めです。
仕上がりは保証できませんが、そんなに悪くない印象です。
また、今回のことで味を占めたので、次は車体になにかラインでも入れてみようかなと画策中(*´ω`*)
通勤用なので、あまり無茶はできないですが、暇を見てちょこちょこいじっていこうかと思います。もちろん、お金はかけない方向で!!
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。