悲惨なバイクの事故を防ぐために、今すぐお金を掛けずにできること!

Kawasaki Ninja250R (2009)

こんばんわ、たまです。

自分も子供を育てる親になったことで交通安全についてこれまで以上に意識するようになりました。

 

そして、少子化が叫ばれる中、非情にも様々な交通事故で若い命が奪われていきます。特に若い時期は無茶をしすぎ(自分もそうでしたが)な傾向があるので、もしこの記事が目に留まったのであれば一度読んでみて、自分の行動と照らし合わせてほしいです。

記事の内容はバイク目線ですが、車でも同様です。

 

以下ツイッターに投降した内容を少し編集して再構成しました。

 


先日、会社で交通安全講習会を受けてきました。

これは、会社が入手してきた交通安全教育ビデオを見たり、現在の所内での事故件数、その原因についての説明を通して交通安全への意識を高めるための所内運動です。

 

これ、定期的に安全運転を意識できるので、自分への戒めにもなり非常に重宝しています。

 

いつもは事故の状況と原因、対策を淡々と説明するだけでしたが、今回の内容は、被害者家族の声や状況という観点が加えられており、心に来るものがありましたので、紹介したいと思います。

 

事故被害者の人生

視聴したDVDに映っていた被害者は、18歳の時に、事故に巻き込まれ、全身麻痺、意識障害を起こした方。

今は30代になられた様ですが、事故に遭遇して以降意識が戻らず24時間の介護が必要となっています。

といっても完全に寝たまま動かないというわけではなく、(恐らく脳にも障害を負われたのだと思いますが)何かを言っているが聞き取れない、手や足のコントロールができずに明後日の方向を向いてしまっているという状況でした。

食事もできないため、喉から入れた管を通して食事をされていましたが、苦しいのか、むせるような動きをされていたのが印象的でした。

 

そのような状況から、母親の方も、今後自分が居なくなったらこの子はどうなってしまうのか、と嘆いているという内容でした。

 

よく、交通事故というと事故現場やその惨状がクローズアップされがちですが、本当に辛いのは事故に遭った後の人生です。 自分が加害者であっても被害者であっても、辛く苦しい人生になるのは明白です。

 

 

 

犠牲者の声、命のミュージアム

いのちのミュージアム
いのちのミュージアム

DVDの内容のなかでも印象的だったのが、この「いのちのミュージアム」に飾ってある写真と遺品。

 

 

いのちのミュージアムとは東京都日野市にある廃校になった小学校を利用した、未来を担う子供達に生命のメッセンジャーを通じて「Empathy」(=相手の心の痛みを思いやること)の大切さ、重要さに気付いてもらうきっかけを提供するといったテーマの元、代表の鈴木様のもと正会員10名、賛助会員234名で運営されている施設です。

 

その中の一角命のメッセージ展では、交通事故で犠牲になられた方の写真と遺品(靴)と、その人の等身大パネルで構成されたメッセンジャーが展示されています。

メッセンジャーには遺族の悲痛な思いが記載されていました。

 

 

その被害者には、やはり若年の方とお年寄りが多い様です。 そして、若年の方は志半ばで帰らぬ人となった方ばかりだと思います。 人生半ばで突然人生を奪われた方々。

 

この内容を見たとき、もし自分自身が、愛する家族が交通事故に巻き込まれてしまったら、もし自分が加害者になってしまったらと思うと、胸が締め付けられる思いをしました。

 

自分が当事者になってしまわないよう、加害者になってしまわないよう、バイク、車を運転するときは、一度、自分の行動の先の結果までしっかり考えて、その速度で良いのか、その車間でよいのかと自問自答して欲しいと思います。

 

 

バイクの事故原因について

 

バイクの死亡事故で多いのはなんだと思いますか?

左折時の巻き込み事故と、右直(バイクが直進、車が右折)接触事故です。

特に気を付けなければならないのは右直事故です。なんと、バイク事故の第二当事者(過失の軽いほう)で右直事故は全体の45%を占めているという統計もあります。

 

では、これらの事故の賠償割合から見て悪者はどちらか?一般的には交通強者である自動車側です。

 

ただ、少し考えてほしいです。

事故に遭遇して、障害を負ってしまったり、最悪の場合命を落としてしまったら、どちらが悪いなんて考えても意味がありません。

もし命が残ったなら、なぜあそこで回避できる行動を取らなかったのだろうと考えるべきです。

 

正直、交通ルール上の優先なんて関係ありません

仮にこちらが優先道路を通っていたとしても、お構いなしで側道から車は出てきます。 左折のトラックが自分の前を走っていても、こちらに気遣うことなく突然幅寄せをしてきたり、そのまま左折していきます。

 

悪意の有無関係なしに、車側からするとバイクや自転車は見えづらい、予測しづらい乗り物です。

 

 

私も、いつも気を付けているつもりですが、先日あわや接触し掛けることがありました。

横断歩道で待っている人がいたので、歩道前で停止、歩行者をやり過ごしたのち発信しようとすると、車左後方から勢いよく自転車が飛び込んできて、自分の車の前をクロスして反対車線へ進んでいきました。

恐らく、歩行者を渡らすために自動車が止まっているのを見つけ、自分も急いで渡ってしまおうとスピードを上げて突入してきたのだと思いますが、なかなか、車側も死角の問題もあり、周囲すべての状況を把握することは難しいです。特にトラックなどは運転席から下や後方はほぼ見えていないと考えるべき

 

そして、自転車側も自分が車側に認識されていると思い込むのは非常に危険です。

 

では、自分が認識されていない時に事故を回避するためにはどうしたらよいか?

 

 

バイク、自転車等の危険回避行動について

これは、言ってしまえば自分の身は自分で守る必要があるということです。

つまり、分がルールを守るだけではなく、ルールを守らない車やバイクが道路を走っていると考え、何が起きても対処できる立ち位置、側道をキープするということを心がけてください。

 

これら内容は、教習所でも習いますし、敢えてこのブログに書く内容ではありません。また、テレビでは日々悲惨な事故のニュースが流れます。

 

でも、人は慣れてしまうものです。 定期的に気持ちを切り替えなければ、気が大きくなっていき、無茶をして、結果、事故を起こしてしまうでしょう。

 

なので、定期的に情報をいれて欲しいと思います。

 

幸いという言葉は適切ではないかもしれませんが、youtubeには沢山の興味深い事故の動画(ドラレコ)が挙げられています。 これを見れば様々な事故のシチュエーションを知ることが出来、自分の運転へ反映できるでしょう。

たとえば、下記のような感じ。

 

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

 

 

まとめ

 

偉そうな事を書いてしまっていますが、ツイッターの中でも色々と事故の写真が出回ってます。

 

インスタ映えではありませんが、ツイッター投稿目的に、どうしても特殊な事をやってみたいという心理も働くのだと思います。

 

 

 

今回、私は事故防止啓発ビデオを見て、気が抜けていた自分を戒めなければと感じましたが、もしこれを読んで頂けた方も、同様に考え、考える機会を作って頂けるのなら幸いです。

 

 

私は、明日も愛する家族、娘に会うために、安全運転に努め、元気に「ただいま」を言おうと思います(*’ω’*)

 

 

 

交通事故は心構えで減らせる!こんな話もあるようですので、要確認!

愛車の洗車と事故の関連性
『車・バイクを綺麗に維持している人は交通事故に遭いにくい』可能性があるという件について考察。