C-HR 1.8Lハイブリッド Gのインプレッション! 各項目点数付けしました!

Toyota C-HR (2017)

こんばんわ、たまです。

 

嫁の愛車であるC-HRについて、車両紹介や、使って分かった良いところ・悪いところの紹介はしたのですが、そもそも各項目の点数評価をしていないことに気づきましたので、今更ながら、評価していきたいと思います(*´ω`*)

 

 

 

 

ちなみにこれまで評価してきた車たちは下記カテゴリから閲覧できますので、良ければ目を通してみてください。

カテゴリ - 試乗インプレッション

 

兄弟車であるレクサス UXについてもインプレッション作成しております。

レクサスの新型コンパクトSUV UX200 & UX250h 試乗インプレッション

 

 

外観について ★★★★☆

※C-HR 1.8Lハイブリッド Gとなります。

 

まずは外観について。

最初見たときは『ないなー・・・』と思ったのが正直な所なのですが、何度も見ていると『なかなかカッコイイ!』と思えてくる不思議なデザインです。

 

車両全体的にキャラクターラインが多く、ごちゃごちゃして見える為、一部の人からはガンダム顔と呼ばれることも。

 

 

リアサイドはこんな感じです。

うちの車両はTRDのオプションであるマッドフラップがついていますが、それ以外は純正仕様となっています。

天井のブラックルーフはメーカオプションで選択しました(嫁の強い希望)。

 

このリア回りのキュっとまとまった感がとても気に入っています。

 

SUVというと、後部のラゲッジスペースを確保するためにキャビンが長くなりがちですが、C-HRはデザイン性を優先させているためリアのオーバーハングが非常に小さく、塊感が非常に強いです。

 

そのせいで後部座席とリアラゲッジが犠牲にはなっているものの、デザインとオフセットせざるを得ないので仕方ないですね(*´ω`*)

 

 

ホイールは、Gグレードを選択すれば18インチがついてきており、デザインも力強く車体を引き締めて見せてくれます。

グレードを選択した場合は17インチのシルバーのホイールがついてきます。

 

 

2018年モデルから、当初オプション扱いであったLEDヘッドランプ&リアランプがGグレードに標準装備、Sグレードにオプション設定されたことで、気軽にLEDヘッドランプを選択することができるようになりました。

2017年モデルはこのランプが15万円もするオプションであったため、C-HRを買った人も本オプションは泣く泣く我慢していたものの、1年後にオプション設定&値下げされて枕を涙で濡らした人も多いとか( ゚Д゚)

 

このLEDヘッドランプですが、見た目が良くなるのもそうですが、トヨタ車としては当時初のシーケンシャルターンランプを搭載しています。

 

 

また、リアランプもLED仕様になり、今流行りのチューブ式発光タイプとなるため視覚的に非常に高級感があります。

 

 

と、いった感じで当初の微妙感は一切なくなり、誰が見てもカッコよい見た目を作り出すことに成功しています。

トヨタ、かなり冒険しましたね(*´ω`*)

 

私が訪れた海外の都市でも割と見かけましたし、海外でも人気高いようです。

こちらはオランダで見かけたC-HR。外観からSのターボと思われます。

 

 

こちらはスペインで見かけたC-HRです。ハイブリッドエンブレムとLEDセットがついており、さらにホイールがブラックになっているので、日本で言えばMode Neroに相当するモデルかと思います。

 

 

☆をひとつ減らしている理由は、足回りやボディ下端に配置されているブラックのパネルが全て樹脂パネルで安っぽい&劣化が心配な点。

ライバルであるホンダのヴェゼルであれば、RSグレードを選択すれば、これらパネルがすべてピアノブラック調のパネルに変わります。

 

デザイン優先のなんちゃってSUVなので、そこも気にしてほしかったなということで、最終的な外観評価については★4とします(*´ω`*)

 

 

内装について ★★★★☆

※トヨタHPより抜粋

 

Gグレードを選択すると、Sグレードに比べて内装のアップグレードが行われます。

シートは合皮とファブリックのコンビシートに、センターコンソールの化粧パネルがピアノブラック調になり、その他Sグレードとちょこちょこ変わって、内装の質感は圧倒的にGグレードが上となります。

 

 

一方で、リアの質感はあまり変わらず、狭く、窓が小さいので暗いという、先にも述べましたが完全に後席の居住性は無視され、見た目優先ドライバーズカーとして開発されているようです。

 

全体的には、ピアノブラック調のパネルを多用して見た目は非常に良いのですが、手が触れる位置のソフトパッド使用率が低く、全体的に硬質感を感じます。

SUVなのである程度の武骨さを表現しているのかもしれません。

 

 

ただし、プリウスと比べると内装質感は大幅に勝っていると思いますので、同価格帯で見ればそれほど悪いとは思いません。

 

この価格帯としてはよく頑張った、と考え、評価は★4つとしておきます(*´ω`*)

 

 

走行性能について ★★★☆☆

これは可もなく不可もなく、です。

不満が出るほど力がないことは無いですが、『おおっ!?』と思えるほどのパワーもないです。。。

搭載されているのはトヨタ伝統の1.8L版THSⅡです。

 

世代的には第四世代となり、新型プリウス等から搭載されている、エンジン出力とモータ出力を絞って燃費が向上している、低出力低燃費型です。

 

とはいってもパワーダウンしたかというとそれほどのパワーダウンを感じることはありませんし、パワーモードにすれば、モータのトルク感が上がり、そこそこキビキビと走ってくれます。

 

また、第四世代ということもありエンジン始動時の繋ぎ変えについても非常に滑らかで違和感なく、この車を運転していてもいつエンジン駆動に変わったのか分かりづらい時があります。

 

低速域(~40km/hくらい)で、今EV走行しているのかエンジン走行しているのかはモニター内のEV表示を見なければわからない程。

 

ほんと、この制御の上手さには感心します(; ・`д・´)

 

 

そして、燃費走行を意識せずに走っても、その燃費は20km/Lを軽く超えてしまいます。

 

 

もし、エンジンのパワーは必要十分で燃費の良さが重要、という方であれば非常に満足できるシステムでしょう。

しかし、ハイブリッド特有のパワー感を求める方にとっては、少々物足りません。

 

これは、レクサスUXに搭載されている2.0L版のTHSⅡやカムリ等に搭載されている2.5L版のTHSⅡでもなければ、トルクフルと思える走りはできません。

 

そして、このシステムに運転する楽しみ的なものは期待できませんので、車に楽しさを求める方は別の車にする方が良いかもしれません。

 

GRブランド、若しくはマイナーチェンジで欧州で設定のあるMT車が導入されるという噂ですが、どうなんでしょうか(; ・`д・´)

 

2.0L版THSⅡの採用、もしくは1.2LターボのMT仕様が追加されれば、個人的には★4上げても良いと思いますが、現状のC-HRに対しては★3の評価となります(*´ω`*)

 

※UXに搭載される、2.0L版THSⅡのインプレッションはこちら。

超性能アップ! レクサスUXに搭載される新型2.0L THSⅡについて 燃費とパワーを両立した最新HVエンジン

 

※THSⅡについての解説記事も作っていますので、興味ある方はこちらをご覧ください。

燃費性能と信頼性は最優秀! トヨタのハイブリッドシステム THSⅡ の仕組みについて

 

トヨタのTHSは古いシステムなのか?実は代を追うごとに進化しているTHSについて解説します!

 

 

乗り心地について ★★★★★

 

はい、私がC-HRで一番気に入っているところは、その乗り心地と静粛性です。

乗り心地について、このC-HRはザックス製ダンパーとTNGAプラットフォームを組み合わせ、非常に高いレベルの剛性を確保しながら、しなやかに動く足回りを実現しています。

 

正直、価格が100万円以上上の中級セダンである私のアコードよりも乗り心地は良いです。

 

サスがよく動いて衝撃を吸収してくれますし、ボディの作りの違いか、段差を超えたときの嫌な振動やビビりが非常に少なくなっています。

C-HRはクルマの各パーツの一体感を感じるんですよね。

 

それのせいで、段差を超えても違和感や不快感を感じることなく、運転することができます。

 

ザックス製のサスペンションを使い、ニュルブルクリンクで走り込んで足回りをセッティングし、そのサスペンションをしっかりと受け止めるTNGAプラットフォームを持つC-HRは、価格以上の満足感を得ることができます。

 

あまりの乗り心地の良さに、自分のアコードを売ってマイカーもC-HRにしてしまおうかと嫁に言ったら、呆れられました(^-^;

 

それくらい気に入っています。

 

いま、マツダがスカイアクティブアーキテクチャでシャシーやサスペンションからの雑味を取り除いて、乗り心地の良い車を作ろうとしていますが、これを達成しているのがC-HRのプラットフォームではないでしょうか?(*´ω`*)

 

ということで、乗り心地に関しては★5を付けさせていただきました。

 

 

その他気になる点

私個人的に、C-HRは外観や乗り心地の良さと、そこそこの内装質感といった利点以外にもう一つ利点があります。

 

それが、クロスオーバーSUVとしては非常に値段が安いという点。

これは別記事で詳しく解説していますので、よければそちらをご覧ください。

C-HRはかなりお買い得! 他のクロスオーバーSUVと比べて圧倒的にコスパの良いところを解説!

 

簡単に言うと

  • ・プリウスベースのSUVなのに、プリウスより安い
  • ・クロスオーバーSUVは、基本的に付加価値がつけられ値段が高くなるはずだが、その法則が当てはまらない
  • ・そのくせ、数々の専用装備を奢られた、メーカ利益少ないんじゃないの?という車体構成

といったところです。

 

トヨタはこういった車はかなりの高値で利益率を高くして荒稼ぎ(人聞きが悪いですが)していると思ったのですが、このC-HRに関してはそういった点が見られず、むしろバーゲンセールなのではないか?と思うほど。

 

もしかすると、最近販売台数で抜かれてしまったヴェゼルを抑え込むための値段設定で市場へ投入したものの、ヴェゼルの牙城を崩せずにそのままズルズルいっている・・・のかもしれません笑。

 

 

以前、30型プリウスVS旧型インサイトで同じような対決がありましたね。

プリウスはインサイトを潰すために、プリウスの値段を大幅に低く、インサイトの競合となる価格設定としてインサイト潰しをしていました。

 

このC-HRとヴェゼルの戦いも同様だったのかもしれませんが、案外良い戦いのまま続いていますね(*´ω`*)

 

というか個人的にはヴェゼルの値段設定が、フィットベースにしては高いのではないか、と思ってしまいますね。

 

そういった点からしても、やはりC-HRのお得感を非常に感じます。

 

まとめ ★★★★☆

ということで、C-HRのインプレッション記事を作成しました。

点数評価をすると、最終点数は★4となります。

 

良い点としては、

  • 完成されたTNGAプラットフォームと高性能サスを組み合わせたことで得られる、クラスを超えた良質な乗り心地。
  • 伝統のTHSⅡを用いた優れた燃費と走行性能を両立する駆動システム
  • 利便性よりもデザイン性に舵を切った挑戦的な造形やインテリアで特別感を感じる。
  • そして、ベース車両や上記を考慮すると、異常に安い価格設定。

 

ちょっと気になる点としては、

  • やはり狭いラゲッジ&後部座席
  • 面白みのないパワートレイン
  • 一部内装質感は低いと言わざるをえない

 

といったところです(*´ω`*)

 

ネガティブな箇所も確かにありますが、それを差し引きしてもトータルではかなり良い車と言えるでしょう。

 

嫁用だけでなく自分用にもう一台買おうかと考えたのは、割と本気です笑。

 

もう少ししたら情報が出だすであろう、マイナーチェンジモデルが気になっているのは、まだ嫁さんには内緒です(*´ω`*)

 

ということで、最後までご高覧ありがとうございました。