こんばんは、たまです。
今、シビックタイプR FD2の中古価格が高騰しています(; ・`д・´)

Civic Type R FD2
中古車業界の全体を見ると、コロナウイルスの落ち着きの影響か、感染が広がり始めた3月頃と比べて価格が適正な推移を描いている車種が多いのですが、一部スポーツカー、特にタイプR系の価格が異常に高騰しています。
一体何が起こったのでしょうかΣ(゚д゚;)
直近の値動きは?
直近のFD2の値動きを、カーセンサーラボのHPから抜き取ってきました。

FD2 Civic Type R used car price Transition
2019年末まで価格の上昇が続いていましたが、2020年の年明けから新型コロナによる影響とみられる価格の落ち込みが始まりました。
ところが、2020年7月以降再び上昇に転じ、9月以降の価格上昇率がヤバいことになっています。。。ナンダコレ
同じような値動きが見られたのは一部のスポーツカーのみでした。
米国への25年ルール適用時期??

NSX
これは車好きの方の中では有名な話ですが、日本の90年代のスポーツカーが、次々と買い上げられ、米国に出荷されようとしています(; ・`д・´)
その原因は、アメリカ合衆国運輸省(NHTSA)が制定した、
- 初年度登録から25年以上経過したクルマであれば、右ハンドル車の走行を法律で禁止しているにもかかわらず、輸入オッケー。
- ついでに対象車は排ガス検査も行わない。シートベルト有無?何それ食える?
という、言わば外国車に関しる規制が撤廃され、全面輸入解禁となる、通称『25年ルール』と呼ばれる特別ルールによります。
有名どころで言うと、GTR R32やら33,EK9シビックタイプR、S13, S14シルビアといった80年代90年代のスポーツカー。
これらの需要が高まり、中古車市場で価値が上がりまくっているのですが・・・今回上げているFD2は25年ルールが適応されるタイミングはまだまだ先であるため、関係ないですね( ゚Д゚)
ちなみに、EK9シビックタイプRなんかは、なんやかんやあって中古平均価格は新車価格を超えています。
香港国家安全維持法が関係?

Law of the People’s Republic of China on Safeguarding National Security in the Hong Kong Special Administrative Region
実は値上がりの原因はこちらが関係しているとか。
今年の6月に施行された香港国家安全維持法です。
これによって香港の法律が中国のそれにとって代わっていってしまうことが予測されています。
なぜこれがFD2の価格上昇につながるのか??
実は香港は中古車の輸入が禁止されておらず、これまでは自由に海外製自動車を輸入することが出来ていました。
一方で、中国は自国の自動車産業を守るために中古車の輸入を許可していません。
ということは、今後の動向次第で中国の法が適用されるようなことになれば、香港はもう海外製中古車を輸入することが出来なくなることになり、今のうちに!と買い焦っている・・・可能性があるということです。
なので、このバブルがいつまで続くか分かりませんが、もし欲しいと思っている人がいらっしゃれば、今のうちに買っておいた方が良いかもしれませんね。
香港バブル終了後は次はアメリカの25年ルールを見据えての買い占めが始まるかもしれません・・・!!( ゚Д゚)
おまけ。FK8の相場も調べてみました・・・あれ???

Civic Type R FK8
せっかくなので愛車であるFK8の値段推移も調べてみました(*´ω`*)
こっちは発売して直ぐだし25年ルールも関係ない(米国発の通常発売タイプRですので)ので、それほど大きな値動きは無いかな・・・

FK8 used car price transition
爆騰なんですが・・・!?(; ・`д・´)
何なんでしょうこの値動き・・・
昨日の記事に書いた通り、マイチェン後のモデルがすでに完売になったので、中古に触手が動いたという事?にしては少し前から値上がりが始まってますね。
発売延期(6月⇒10月)が発表されたタイミングとも違う・・・
この動きは一体・・・( ゚Д゚)