車のメンテナンスについて。 クルマを長持ちさせるための、オイル交換の適切な時期、頻度について解説

自動車

こんばんわ、たまです。

最近1記事が長すぎるので、少しコンパクト化をしようと思います(*´ω`*)

 

今日は、オイル交換の話。

 

皆さん、愛車のオイル交換されてますか?

車だけでなくバイクもそうですが、エンジンを回している以上、エンジンオイルの交換は必須です。

そして、そのタイミングについて、ディーラーでは5000km毎とか3000km毎とか言われますが、自動車やバイクメーカの交換推奨走行距離と上記交換タイミングって異なるのです。

 

それは、オイルの劣化というのは使用状況によって変わり、一纏めに規定することができないため。

 

では、どのようなタイミングでオイル交換をすればよいのでしょうか?

 

 

オイル交換のタイミングは取説、若しくはボンネット裏に書いてある

メーカー推奨のオイル交換のタイミングは、実は取扱説明書かボンネット裏に書いてあります。

あまり説明書を読む人もいないと思いますので、ボンネットを見たほうが早いかもですね。

ボンネット裏に1枚のシールが貼ってあって、おそらくそこにエンジンオイルの交換推奨時期が印字されていると思います。(ディーラーが張り付けた次回オイル交換次期の手書きのシールとは別です)

 

 

こんな感じですね。

これによると1.5万kmまたは12カ月毎と記載されています。

 

オイル交換の推奨時期は、走行距離数と経過期間の両方が記載されています。それは、オイルは走行距離が増えること以外に、時間の経過によっても劣化するため。

なので、あまり距離を走っていなくても、1年に1回は交換する必要があります。

 

ちなみに、バイクの場合は夏と冬の2回交換推奨が多いですね。バイクのエンジンオイルは車のエンジンオイルと違ってエンジン内部以外にミッションオイルも兼ねており、負荷が高いためかと思われます。

 

オイル交換時期としては、基本的にはこのメーカ推奨交換時期を守れば大丈夫です。

 

自分の使い方がシビアコンディションになっていないか要注意

ただし、1点注意点がありまして、もしあなたの車の使い方がシビアコンディションに該当する場合は、エンジンオイルの交換時期はメーカ推奨交換時期の半分になるため要注意です。

 

このシビアコンディション、名前から想像するに年間2万キロも3万キロも走る人が対象でしょ?私は関係ないし、と思っていると危険です。

シビアコンディションとは、過走行もそうですが、低走行車も含まれますし、頻度にも左右されます。

なので、意外と自分の使い方を想像したときに、シビアコンディションに該当することがありますので注意が必要です。

 

ちなみに、基本的なシビアコンディションの定義は下記。これも自動車の説明書に乗っていますので、自分の車のシビアコンディションの定義が知りたければ一度探してみて下さい。

 

1.悪路(凸凹路、砂利道、雪道、未舗装路など)
(条件の目安)走行距離の30%以上が次の条件に該当する場合

  • 運転者が体に衝撃(突き上げ感)を感じる荒れた路面
  • 石を跳ね上げたり、わだち等により下廻りを当てたりする機会の多い路面
  • ほこりの多い路面
2.走行距離大
  • 自家用乗用車……年間走行距離20,000Km以上の場合
3.山道・登降坂路
(条件の目安)走行距離の30%以上が次の条件に該当する場合

  • 登り下りの走行が多く、ブレーキの使用回数が多い場合
4.短距離走行の繰り返し
(条件の目安)走行距離の30%以上が次の条件に該当する場合

  • 1回の走行距離が8Km以下の場合
5.高地走行が多い
(条件の目安)走行距離の30%が次の条件に該当する場合

  • 高度2000m以上の高地の走行が多い場合

 

上記によれば、平日の近所の買物(片道8km以下)にしか使わない、という方はシビアコンディションに該当する場合が多いです。

 

私の場合は年間2万キロ以上走るので、がっつりシビアコンディションです(*´ω`*)

 

なので、一度自分の使い方を思い返して、シビアコンディションに相当する場合は、オイル交換時期をメーカ指定から半分にした距離で行いましょう。

 

 

ディーラーの推奨交換時期とメーカー推奨交換時期の違いは?

ディーラーは大体5000km毎のオイル交換を進めてくる場合が多いです。

 

これはいろいろと言われていますが、ディーラーの利益を買う補するという目的もあるでしょうし、個々のユーザの走行状態を把握できないので、安全をみて早めの交換を推奨しているとも考えられます。

 

ガソリン車であればメーカ推奨交換時期は10000km毎と記載されているのが一般的です。

 

なので、シビアコンディションで使われていると考えると、この半分の5000km毎の交換を推奨する、という形です。

 

ただ、自分の車の使用状況を把握していれば、無駄なオイル交換をする必要はなくなりますので、ディーラーの言うことを鵜呑みにせず、一度自分の車の使用状況がシビアコンディションに該当するかどうかを確認してみましょう(*´ω`*)

 

 

 

オイル交換を忘れるとエンジンは壊れる??

結論から書いてしまうと、よっぽどのことがなければ壊れることはありません。

 

上記画像のように、何万kmも交換しなければオイルが固まってスラッジのようなものが固着、エンジン内の潤滑がうまくできずにエンジンブロー(故障)するということは考えられますが、普通に使う範囲では、それほど敏感にならなくても良いです。

 

ちなみに私は、免許取りたての時に親のプリウス(20型)を借りて乗り回していましたが、その時はオイル交換なんてことは知らなかったので、2万km以上もオイル交換なしで乗り続けていました

 

気づいたときにヤバい!と思って急いで交換してもらったのですが、整備員の方の話を聞くと『抜いたオイルはそれほど悪い状態ではなかったので問題ない』と言われました。

 

従い、よっぽどの高負荷走行を続けるとか、何年も放置するとかでなければ、それほど気にかける必要がないのも確かです

 

 

私の車のオイル交換時期ですが、ハイブリッドカーですのでメーカ推奨は15000km毎。ただし、シビアコンディションになるため、7500km毎の交換が推奨されています。

 

でも、7500kmって微妙な数値じゃないですか?(^-^;)

なので、私はいつも10000km毎に交換してますが、今まで不具合が出たことはありません。

 

 

まとめ

ということでオイル交換の話でした。

 

エンジンが付いている乗り物なら必ずオイル交換は必要になります。

ハイブリッドカーもそうですし、日産が『充電のいらない電気自動車』というフレーズで売っているe-powerだって、エンジンを発電機として使っているのでオイル交換は必要です。

 

ただし、そのオイル交換時期については各個人の車の使用状況によって変わりますので、無駄な交換をしないためにも、自分の車の使用頻度を思い返し、適切なタイミングで交換することで、愛車を長持ちさせることができますし、維持費も安く済ませることができます(*´ω`*)

 

そして、特に中古車販売店で車を買われた方、ディーラーと違ってそれほど親切にオイル交換時期の案内や連絡をくれることは稀ですので、よくよく注意しておきましょう。

 

以上です!