こんばんわ、たまです。
今日はモタード(オフロードバイク)というカテゴリのバイクについて解説したいと思います(*´ω`*)
オフロードバイクは、文字通りオフロード(不整地)や、林道の走行に適したバイクです。ブロックタイヤの採用や高いアイポイント、ストローク長の大きいサスを創部するなど、他のバイクとは明らかに異なる外観を持っています。
そしてモタードは、オフロードバイクのブロックタイヤをオンロードタイヤに変えたバイクで、基本的にはオンロードの走行用ですが、多少の不整地なら問題なく走行できるというものです。
それでは、モタード(オフロードバイク)の特徴を見ていきましょう(*´ω`*)
特徴
モタード(オフロードバイク)の特徴は下記のとおりです。
- 単気筒水冷エンジンを搭載し、軽量な車体構成となっている
- 車高が高く、不整地走行に向いている
- 車体の転倒がある程度考慮されており、耐久性が高い
単気筒エンジンを搭載し、軽量な車体構成となっている
クラシックバイクの項目でも書きましたが、単気筒エンジンは、エンジン本体を軽量、コンパクトにできるため、車体重量も結果的に軽量となります。オフロードバイクのエンジンも同様に空冷単気筒エンジンを積んでいる場合が多いようです。
※YAMAHA セロー250の空冷単気筒エンジン
ただし、モタードに搭載されるエンジンは、単気筒でも水冷タイプが多くなります。基本的には空冷エンジンよりも水冷エンジンの方が高性能ですので、モタードのエンジンは軽量、高出力を狙ったものであることが分かります。
また、フレーム構成もモタード向けに最適化されたもので、クラシックに比べてもさらに軽量化が試みられています。中にはスチールフレームではなく、より軽量なアルミフレームを採用するタイプも存在します。
オフロードバイクにしろ、モタードにしろ、そのような設計から、非常に軽量な車体に仕上がりますので、初心者の方でも車両の取り回しが楽です。
そしてその軽さは、このタイプのバイクに一番重要な軽快なフットワークをもたらしてくれることになります(*´ω`*)
車高が高く、不整地走行に向いている
上記に加え、特徴的な車体の部品としては、他のバイクと比べて非常にストロークの長いサスペンションが採用されています。その関係で、バイクの最低地上高も大幅に上がっています(むしろ、車高を上げるために、このサスを採用していると言うべきかもしれません)。
これにより、不整地でのコントロール性と安定性を向上させており、モタードをモタードたらしめる特徴が付与されていると言えます(*´ω`*)
車体の転倒がある程度考慮されており、耐久性が高い
特にオフロードバイクについてですが、どうしても不整地を走るという特性上、転倒のリスクが高くなります。むしろ、転倒ありきでの車体設計がされているため、多少倒れた程度では車体の破損、故障が起きなくなっています。
もちろん、モタードで路上で転倒してしまえば、アスファルトとの摩擦でガリガリ言ってしまいますので、その点では他のバイクと変わりません。
それでも、走行不能になってしまうようなことは少なくなるのではないでしょうか。
欠点
では、次に欠点について見ていきましょう(*´ω`*) ざっくりと下記項目が挙げられます。
- 長距離、高速走行には向かない
- 大排気量のバイクがない
- 他のバイクと比べて特異な形状をしているため好みが分かれる
長距離、高速走行には向かない
クラシックと同様、エンジン特性、軽量な車体および風防を持たないという特徴であるため、高速道路の走行には向きません。特に、ブロックタイヤを装備しているオフロードバイクは、一般道の走行であっても長時間の走行はキツイかもしれません。
シート形状に関しても、ずっとお尻を乗せて体重を預けるというよりは、一時的に休憩をとるための台、といったほうが良いような代物で、快適性についてはほとんど考慮されていないものです。
そういった点からも、不整地走行に割り切った装備を持っているバイクであることが分かります。
大排気量のバイクがない
これは欠点ではないかもしれませんが、モタードやオフロードバイクで大排気量エンジンを搭載しているモデルはラインナップ上にありません。大きくても600cc程度ではないでしょうか?(ただし、オフ車にツーリング特性を付与させたアドベンチャーというカテゴリのバイクには大排気量車があります)
その理由は、基本的にモタードやオフロードバイクは、公道や林道を軽量な車体で駆け抜けるというコンセプトのバイクで、排気量拡大や気筒数の増加による重量増を嫌うこと、さらにこのコンセプトから、それほど大きなパワーを求められ無いということが背景としてあります。
なので、バイクに排気量やモアパワーを求める方はモタード(オフロードバイク)は適しません。
他のバイクと比べて特異な形状をしているため好みが分かれる
これは、人それぞれの感性となり、意見が異なると思いますが、モタード(オフロードバイク)は、一目見てスタイルに惚れる、というバイクではないように思います。特にバイク初心者に関しては。
※Kawasaki KLX125 小型二輪のオフロードバイクの一種です
写真を見ても分かりますが、上記にいろいろと特徴を記載した通り、その車体は不整地を走るという目的のために各パーツを最適化した結果出来上がったもので、他のバイクト比べて特異な形状をしていることが分かります。
その為、アメリカンバイクなどと比べて、初見でカッコイイと感じる方は少ないのではないでしょうか?
一方で、目的のために最適化されたパーツ群の集合体であるモタード(オフロードバイク)は、知っている人からすれば機能美溢れる形状であり魅力的なバイクである、と感じるのだと思います(*´ω`*)
まとめ
以上、モタード(オフロードバイク)の紹介でした。
一言でまとめると、モタード(オフ車)は不整地走行に特化した特異な形状を持つ軽量バイク、といったところでしょうか。
見た目の好みが分かれるバイクであるものの、そのポテンシャルは高く、特に低速域(~100km/h)であれば、同クラスのネイキッドバイクに匹敵するほどの性能を秘めています。
実際、250ccモタードとサーキットで競い合ったことがありますが、カーブの多いテクニカルサーキットだと、モタードのコーナーからの立ち上がりが鋭いため、Ninja250Rでは引き離される場面が目立ちました。直線では馬力にモノを言わせて凌駕できるわけですが・・・
こういったバイクを選ぶ方は経験者、若しくは玄人の方が多いような気がしますが、扱いやすさで言えばピカイチ(車高が高いので、ある程度足つきが悪くなるのは確実です)ですので、初心者の方でも選択の候補に入れてよいかと思います(*´ω`*)
モタードの走行可能領域の高さは抜きんでていますので、形状が好みに合うのであれば、あなたのバイクライフを彩る良い相棒になってくれると思います(*’ω’*)
以上!
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