こんばんわ、たまです。
本日は様々な所で話題になっているスイス ジュネーブモーターショーで発表されたHonda e(のプロトタイプ)について。
日本の大手自動車メーカで純粋なEVを通常の市販車として販売しているメーカは、今のところ日産と三菱のみでしたが、ここにきてHondaもようやくその仲間入りを果たすようです。
電気自動車はEVシフトを進める中国や欧州で戦うためには必須となる商品であり、世界的に今後はEVシフトが起こっていくことが予測されていますので、それに対応したもの。
エンジンのホンダと言われたホンダがガソリンエンジンを捨てる日も近いのかもしれません(; ・`д・´)
Honda eについて、今は殆どスペックが出ていませんが、その姿形、性能について少し語りたいと思います。
Honda eのデザインとその機能
最近よく旧型の車両を現代に蘇らせたようなデザインの車を見かけます。
ホンダであればN-ONE。
これはまさにHONDA N360の生き写しとも呼べるほどデザイン性を合わせており、ニュークラシックとも言いましょうか、そのようなお洒落感が好まれているのだなぁと感じます。
他にもユニークなデザインとして、ダイハツの新型車トコットがあります。
この車も、これまでの可愛い路線から脱却し、ユニークな外観で人気を得ているそうです。
ただし、この車のデザインはレトロという感じではありません。
どことなく武骨というか・・・これまでのダイハツらしからぬデザインですね。
しかもデザイナーは女性だとか。
もしかするとこの形状がとても女性受けする形なのかもしれません(*´ω`*)
ちなみに私がネット上で見かけた、トコットの外観評価として最も的確だと思った表現は『旧社会主義体制のような車』というもの(*´ω`*)
これは、成程!と思いましたね。
旧社会主義体制の車、と書いたところで、どれほどの人が共感してくださるか分かりませんが、代表的な車の外観は、こんな感じ。
名をトラバントと言います。
これは旧東ドイツのザクセンリンク社が1957年から1990年まで大きなモデルチェンジ無しに販売された、社会主義を代表すると言っても良い車です。
(※この車については、当時の情勢や社会主義体制故の特徴等が含まれており、非常に面白い題材ですので、いずれ記事を作りたいと思います。)
このトラバントとトコット、なんとなく似ていると思いませんか?(*´ω`*)
そう考えると、トコットもニュークラシックと呼べるのかもしれません笑
さて、本題のHonda eですが、デザインはこんな感じ。
正にニュークラシックというにふさわしい外観ですね。
レトロと先進感をうまく融合させています。
外観上から分かるのは下記点
- レトロスポーツ的な外観
- 左ハンドルであるため恐らく軽自動車ではなくコンパクトカー
- レクサスESと同様のサイドカメラミラーシステムを搭載
- 最近はやりのクーペスタイルに見せるための後部ドアハンドルの位置変更
- テスラの高級EVが採用している格納式ドアノブ
このうち、特に面白いなと思ったのは、3と5です。
3については、機能もさることながら、その取り付け位置に注目。
レクサスESはあくまでこれまでの車と同位置にカメラを設置していますが、Honda eは位置をかなり下げています。
これはおそらく、通常であれば視界の妨げとなるサイドミラーを、カメラ化することで取り付け位置の融通が利くようになったため、目視の際の邪魔にならない位置に下げてきていると思われます。
※左 Honda e 右 LEXUS ESのデジタルアウターミラー。明らかに位置が異なります。
先進装備を装着しつつ、さらに利便性を向上させるのはホンダならではですね(*´ω`*)
あとは、漸く大衆車にも装備されるようになったかという格納式ドアノブ。
テスラに代表される一部の高級車に装着されていますが、これがHonda eにも採用されるようで、先進感が凄いです。
利便性はどうなのか分かりませんが、少なくとも外観デザインは非常にすっきりしてよいですね(*´ω`*)
Honda eの内装について
内装はこんな感じ。
これまたN ONEに似ています。
ただ、より先進的なデザインにしてきました。
注目したいのはシフトレバーがない点。
上位ハイブリッド車に採用される、エレクトリックギアセレクターでもなさそうです。
EVなのでシフトチェンジをする必要がないためか、非常にシンプルな操作系になっています。
あと、バックミラーを見てみると、これはもしかしてモニターになっているのでしょうか?
最近の流行りでる映像を映すバックミラーになっているのかもしれませんね(*´ω`*)
デザインは高級感というよりは、やはりレトロ感に舵を切っているようです。
Honda eの性能について
残念ながら現在のところ正式な発表としては航続可能距離のみですので、車の動力性能については不明です。
航続距離も200kmということで、若干少ないのでは・・・とも思えるのですが、実はこれ、HONDAのHPを見ると、JC08表示ではなく、WLTPモードでの表示のようです。
WLTPモードとはJC08モード燃費よりも厳しい条件下で算出する燃料消費率であり、実燃費は大体WLTPモード燃費の1割り減程度とみることができます。
つまり、航続可能距離は約180kmが現実的でしょうか?
コンパクトカーとして、値段を抑えつつ、180kmの距離が走れるのであれば、これはなかなか良いかもしれません。
私が乗っていた初代リーフで、満充電120kmでした。
その後の中期型リーフ(バッテリー容量は初代と同様、制御プログラムの変更による航続距離延長版)で140~160kmほどだったと思います。
そして、後期型の30kWhモデルになると200kmを超えていたと思いますので、これに比べれば劣りますが、このHonda eのサイズで180km走るとすれば大したものです。
初代リーフって、近場で乗るには立派な車で、遠出するには航続距離が心もとない(現行型は別)、そして値段が高いという、ちょっとターゲットが分かりにくい車だったんですよね。
実は近所の買物用のEVを探しているのであれば、i-MIEVという軽自動車サイズの三菱製のEVもある(過去形ではありません、実は現在も販売中)のですが、こちらはEVとしての特徴が薄いためなかなか人気がない模様。
ということで、そういう意味ではなかなかニッチな所をついてきているのではないかな?と思います。
そして、動力性能のアナウンスがないと言っても、最高速を求めなければモータの駆動力が下手なガソリン車のそれを上回ることはi-MMDやe-powerで実証済ですので、そちらは心配することは無いでしょう。
価格が安ければ、ちょっと欲しいですね(*´ω`*)
まとめ
ということで、今出ている情報からすこし考察してみました。
デザインはかなり良いと思いますが、売れるかどうかは、やはり価格に掛かっていると思います。
決して長大とは言えない航続距離、街のリユースメインとするのであれば、価格が安くなければ売れないでしょう。
逆に価格が低ければ維持費が安くつくということもあって、軽自動車からの代替需要を大きく取り込むことができるでしょう。
HONDAとしては、高くつくバッテリー費用と、ユーザー獲得のための設定金額で悩むことになりそうです(; ・`д・´)
軽自動車の値段よりは上がるが、維持費の安さでその値段をペイできるラインで値段設定をしてくるとすれば、250万円~300万円といったところでしょうか(*´ω`*)
ということで、Honda eの紹介でした(*´ω`*)
※下にあります私のプロフィールページに、車をお得に購入する際に役立つコツをまとめた記事を用意しています。ブログ記事の一つですので、もし興味がおありの方は、是非ご一読ください(*´ω`*)
以上、最後までご高覧いただきましてありがとうございました(*´ω`*)