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新型ヤリスに初搭載! 新しいTNGAプラットフォーム GA-Bについて

自動車の基礎、構造やメンテナンスについて

こんばんわ、たまです。

 

新型フィットの発表と時を同じくして、トヨタも新型ヴィッツ 改め 新型ヤリスを発表してきました。

 

ヤリスというのはヴィッツの欧州名で、今後はこの名称を使っていくようですね。

 

そして国内販売では、若干キャラクターの被っていたアクアとヴィッツを統合し、このヤリス一本に絞るとのこと。

 

 

すでに様々な媒体で解説が流れており、それら現時点で判明しているスペックを見ていくと、なかなか面白い仕様が盛り込まれており、新型のフィットだけでなく、こちらもなかなか楽しみな一台です。

 

特に、外観は完全にこちらの圧勝ではないかと、個人的には思います(*´ω`*)

 

 

さて、今回はその気になる新スペックの中から、タイトルの通り、新型TNGAプラットフォームであるGA-Bプラットフォームについて書きたいと思います。

 

 

TNGAプラットフォーム? そもそもプラットフォームとは?

プラットフォームとは、簡単に言うと車の骨格のことです。

 

このプラットフォームにエンジンやサスペンション、ガソリンタンクやボディパネル類が取り付けられて車となります。

 

それが何故今話題になっているかというと、グローバル化する社会の中で、各地域独自の設計・生産を行ってきた全世界のトヨタには、結果的に無数のプラットフォームやそれに合わせたエンジン、サスペンション等の車体構成品が出来上がってしまっており、開発費の高騰や性能の非統一といった問題が発生していた模様。

 

そうした状況を改善するために、世界で販売されている車のプラットフォームを数種類の基本骨格に集約して合理化および効率化を行い、各地域ごとの細かい仕様に合わせる調整はモジュール化にて対応することとしました。

 

そうすることで、下記のTNGA構想を実現しています。

  • 基本性能を突き詰めた新プラットフォームを世界各地で共用化する。
  • 低重心+踏ん張り感あるスタイリングで、エモーショナルなデザインとハンドリングを両立。
  • 複数車種の同時企画・開発を行い、車種間のコンポーネントの共用化率を高めて原価低減をする。

 

簡単に言うと、無数にあったプラットフォームを捨て、数種類の基本プラットフォームを突き詰めて開発、合理化することで、これまでのプラットフォームを凌駕する性能をさせ、かつ効率化により生産コストも低減。

 

結果、トヨタとしては開発費やコストの低減を行え、我々ユーザー側としては世界中どこでも通じる基本性能の高いプラットフォームを持つ車を安価に入手することが出来る、所謂Win-Winの関係となるわけです(*´ω`*)

 

 

現行TNGAプラットフォームの中で最小のGA-B

といったTNGAですが、上述の通り現在数種類のプラットフォームに統一する作業が行われているわけですが、漸くコンパクトカーにも搭載されることとなりました。

 

その名も、GA-Bプラットフォームというものです。

 

Bというのは恐らくBセグメント(フィットやヴィッツ、マツダ2のようなサイズのコンパクトカー)のことと思われます。

 

 

現在、トヨタのTNGAプラットフォームは、車体サイズや駆動方式によって下記の4種類が展開されています。

 

  • GA-L:クラウンやレクサスのLS等の大型FR車両用プラットフォーム
  • GA-K:カムリやRAV4等の大型FF車両用プラットフォーム
  • GA-C:プリウスやC-HR等の中型車両用プラットフォーム

 

そして、今回のGA-BプラットフォームはBセグメントに属するヴィッツやアクアといったコンパクトカー専用のものとなります。

 

小さくとも上位モデル同様、しっかりした車体剛性の確保と良好なハンドリングを実現した良いシャシーとなっていることが予測されます(*´ω`*)

 

少なくとも、先日記事にしたマイナーチェンジ型C-HRに追加されたGRモデルは、GR化にあたってもボディの溶接増しが不要なほど、しっかりしたプラットフォームであるようです。

 

マイナーチェンジが施された新型C-HR! 良い点と残念な点について 

 

GA-Bへの期待は嫌が応にも高まります(*´ω`*)

 

GA-Bに採用されるサスペンション形式は!?

さて、最初にTNGAプラットフォーム採用のプリウスが発表となって、世間(?)が驚いたことが一つあります。

 

それは、TNGA採用4代目プリウスの後輪サスペンションがこれまでのトーションビーム式からダブルウィッシュボーン式に変わったことです。

 

トーションビーム式サスペンションは、簡単なイメージとしては、後輪に設置してあるタイヤ同士を1本の棒でつないでいる簡易的な構造のサスペンションです。

低コストかつスペース効率の良い形式ですが限界領域での路面追従性は劣るというもので、走行性能をそれほど重視しないコンパクトカーや、車内スペースを有効に使いたいミニバンに積極採用されているイメージでした。

 

一方でダブルウィッシュボーン式は、部品点数が多いためコストは高くなるが、トーションビーム式と異なり、左右独立したアームでタイヤを独立懸架しているため、左右それぞれのタイヤで衝撃を吸収でき、車両の路面追従性が高く、ハンドリングや乗り心地が良いという特徴を持ちます。

 

プリウスも、3代目までは前述のトーションビーム式だったのですが、TNGAの採用によりダブルウィッシュボーン式のサスペンションを得たことで、これまでと比べて劇的に乗り心地が向上したと当時話題になりました。

 

ということで、TNGAプラットフォームを採用すると高級なダブルウィッシュボーン式のサスペンションが奢られる・・・と思いきや、今回GA-Bを採用したヴィッツのカットモデルを見ると、どうもトーションビーム式サスペンションとなっているようです

 

これは少し残念・・・なのですが、Bセグに属するコンパクトカークラスでダブルウィッシュボーン式を採用する車種は極僅かであり、走りにこだわりを持つマツダのマツダ2ですらトーションビームであることを考えると、ここは致し方なし、かなと。

 

ただ、一方でこのプラットフォームの汎用性を垣間見ることが出来るのが、実は4WDモデルだとダブルウィッシュボーン式となる点。

 

VWのゴルフ7でもグレードによってサスペンション形式が変わるモデルがありましたが、同一のプラットフォームでも異なる形式のサスペンションを搭載できるように考えて設計されているあたり、さすがトヨタといったところでしょうか。

 

ひょっとするとGRヤリスや、上位のスポーツモデルではダブルウィッシュボーン式のサスペンションを装備して登場するかもしれません。

 

ともあれ、標準型はトーションビーム式サスペンションの採用となりますが、上位サスペンション搭載が可能という高い汎用性をもつプラットフォームであることが分かります(*´ω`*)

 

合理化により車両重量が50キロも削減

もう一点、シャシー強度向上や高い汎用性の付与、コスト削減等良いことづくめのGA-Bプラットフォームですが、車両軽量化にも貢献しているようです。

 

しかも、従来のシャシーに比べて50kgの軽量化ということ。

 

小柄な成人男性1人分くらいでしょうか?エンジン出力の低いコンパクトカーだと、ハンドリングや軽快感に十分影響を与える数値です。

 

 

そして、ことヤリスに関してはこの軽量化がもう一つ恩恵をもたらします。

 

従来のモデルで車両重量1000kgを切るモデルは1.0Lエンジン搭載モデルだけだったのですが、今回1.5Lのモデルでも一部990kgとなるようで、自動車重量税が安価となります

 

減税額は1年辺り4100円なので、それほど大きい金額ではないものの、新車購入時で12,300円、車検の度にに8200円安くなります。(実際は2020年度基準達成が適用されるため、先価格の75%で済みますが)

 

ただ、車を安く維持したい人にとっては、税金が少しでも安いのは良いポイントとなるかと(*´ω`*)

エンジン排気量も1.5Lになるようですし、動力性能は確実に上がって税金は下がる。イイことづくめですね!

 

まとめ

ということで、今回はTNGAのGA-Bプラットフォームについて記載してみました(*´ω`*)

 

トヨタが推し進める車のグローバル化に合わせた完全新設計のプラットフォームであり、その素性の良さは既に先行で展開されている各TNGAプラットフォームで実証済。

 

今回車両重量が軽いコンパクトカークラス専用のもので、高剛性かつ軽量化も達成されていることから、その影響も大きくなると思います。

 

実際世に出てきてからの評価がどうなるか、楽しみです。

 

 

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