こんばんわ、たまです。
今日は先日紹介したバイクの種類に記載した5種類のバイクのうち、クラシックというバイクについて、少し詳しく紹介させていただきます(╹◡╹)
※SR400 YAMAHA HPより引用
クラシックバイクとは?
クラシックバイクは、パッと見た感じネイキッドバイクに似た印象を持つバイクですが、外観が似ているだけで、その思想は全く異なるものとなります。
※SR400 YAMAHA HPより引用
ネイキッドバイク(意味的にはクラシックもネイキッドになりますが・・・)はどちらかというとスポーツ寄りに性能が振られています。シャシーというよりはエンジン(DOHC水冷多気筒エンジン)が、ですね。
対してクラシックバイクは、基本的には空冷単気筒エンジンを搭載し、車体が細く仕上げられており、タイヤも一般的なキャストホイールではなくスポークホイールを用いる傾向が強く、ファッション性を重視していることが分かります。
そして、その趣向性はネイキッドバイクというよりはむしろ、アメリカンに近いかもしれません。
では、その特徴を詳しく見てみましょう(*´ω`*)
特徴
クラシックバイクの特徴は下記のとおりです。
- 動力性能は低め、ただし低速走行に優れる
- 空冷単気筒エンジンの採用により、細身で軽量な車体構成
- カスタムの方向性が多様である
動力性能は低め、ただし低速走行に優れる
クラシックバイクとは?の項目にも少し書きましたが、このバイクのエンジンは高回転高出力型ではなく、低速でトルクを稼いで、その太いトルクで走るようなイメージのバイクです。なので、高速走行よりは街中の低速走行を得意とします。
その為、ツーリングに行くにしても下道をトコトコとゆったり進むといった使い方がベスト。景色を見ながらゆったりと旅気分を味わうにはうってつけのバイクです。
空冷単気筒エンジンの採用により、細身で軽量な車体構成
このタイプのバイクは、空冷単気筒エンジンを積むことが多いです。
※SR400 YAMAHA HPより引用
そのエンジンの特性として、上にも書いた通りトルク特性に優れるため、低速走行に向いています。また、空冷を採用していることにより、水冷式よりもエンジンをコンパクトにできます。(この理由はまた別途記事を作りたいと思います)
そして、エンジンがコンパクトかつ軽量となったことにより、フレームも細くすることができ、車体の幅を細く仕上げることができます。
もちろん、エンジンの最高出力は低めであるため、タイヤも太くする必要はありません。SR400のタイヤは、Ninja250Rのタイヤよりも細い物を採用しています。
その結果、車両重量としてはCB400SFよりも25kgも軽い175kgという軽量化を達成しています。この数値はNinja250Rとほぼ同じレベルです。
それにより、細身で軽快な操作性をバイクに与えることに成功しています。特に、街中での使用において、エンジンを止めた状態での押し引きの軽さは非常に重要になってきます。例えば重量級のアメリカンバイクを、エンジンが止まった状態で押し引きするのはかなりの力が要りますからね・・・。
カスタムの方向性が多様である
クラシックバイクを選ばれる方は、お洒落に街乗りで使うという方も多いと思いますが、自分の好きな形にカスタムをして楽しむという方もかなり多いと思います。
というのも、クラシックバイクはカスタムの方向性が多様です。
例えば、クラシックバイクのスタイルそのままで、メッキパーツを取り付けることによりファッション性を上げたカスタムがあります。
また、昔のバイクレースを模したカフェレーサースタイル(1960年代のイギリスの若者が興じていたレースに用いられたカスタムバイクのスタイル)にカスタムしたりすることもあります。
※SR400カフェスタイルカスタム The SR TimesのMotorGarage goods様インタビュー記事より引用
一方で、フロントサスのキャスター角を寝かせてアメリカンバイクのようなスタイルに改造したりといったこともあります。
※チョッパースタイルSR400 e-pub様HPより引用
アメリカン同様に、クラシックバイクはそのカスタム性を楽しむ方が選ばれていることが多く、自分のスタイルに合わせて改造することが醍醐味と言えるかもしれません。
欠点
クラシックバイクの欠点としては、下記のような点があります。
- スポーツ走行には向かない
- 安定性が低い
- 高速道路でのツーリングは苦手
スポーツ走行には向かない
カフェレーサースタイルにしても、前述したエンジン特性から、どうしてもスポーツ走行には向きません。また、軽量、低出力エンジンを支えることに特化したフレームでは、スポーツ走行時の負荷に耐えられません。
ワインディングを軽く流す程度であれば問題ありませんが、アクセルを捻ったら捻っただけ加速する、加速が伸びるといった性質はクラシックバイクにはありません。
あくまで、街中や郊外をゆったりと、というのが基本の使い方となります。
安定性が低い
特徴として軽量という項目を挙げましたが、それが時としてデメリットとなります。
クラシックバイクの場合はその車体の軽量さから車体が不安定になりがちです。別に走行中にいきなり倒れるとかそういう話ではなく、外乱の影響を受けやすくなります。
主には風です。それは、普通に強弱付けて吹き付ける自然の風もそうですが、大型の自動車が横を通った際や都心ですとビルとビルの間を吹き抜ける風の影響をうけ、車体がグラついてしまうことがあります。
また、タイヤの細さから轍に車輪を取られることも多くなるでしょう。
高速道路でのツーリングは苦手
クラシックバイクは、アメリカンバイクと同様に高速ツーリングは苦手です。
風を遮る風防がないこと、エンジンが高速走行に適さないこと、そして上述した軽量ゆえの不安定さから、クラシックバイクで高速道路を走ることは心身ともに非常に疲れると思われます。
カフェレーサーのようなビキニカウルをつければ風防については幾分かマシになると思いますが、それでも絶対的な動力性能はどうにもなりません。
もちろん、走れないことはないが、特性的に向いていないという話です。好きであればそんな些細な事気にする必要はない・・・かもしれません(*´ω`*)
まとめ
ということでクラシックバイクの紹介でした(*’ω’*)
このバイクを選ぶ方はアメリカン同様、性能でバイクを選ぶのではなく、車体形状や見た目で選ぶ、若しくはそのカスタムのしやすさ、多様性に魅力を感じているのだと思いますので、これも自分がクラシックバイクが好きならデメリットなど気にせず選べばよいと思います(*´ω`*)
私もこの記事を書くにあたって、色々とカスタム例を調べましたが、なかなかカッコよいですね。
性能なんて飾りです!偉い人にはそれが分からんのです!
という、整備士の叫びが聞こえる気がします(*´ω`*)
以上!
↓自分のバイクの選び方について

↓ネイキッドバイク(ストリートファイター)について

↓スーパースポーツ(SS)バイクについて

↓アメリカンバイク(クルーザー)について

↓クラシックバイクについて

↓ツアラー(メガツアラー)について

↓モタード(オフロードバイク)について

↓初心者の方へ 小型自動二輪という選択種
