こんばんわ、たまです。
今日は、うちの嫁さんの愛車でもあるC-HRについて解説を行いたいと思います。
基本的に記載内容は1.8Lハイブリッドのものとお考えください。
一部1.2L ダウンサイジングターボモデルの解説も織り交ぜていきます。
※トヨタC-HR ハイブリッド Gグレード TOYOTA HPより引用
色々な車の紹介をしてきましたが、SUV売り上げNo.1の車がうちにあるのに、なぜ今まで解説記事を作らなかったのか・・・
ちょっと時すでに遅し感がありますが、大人気トヨタC-HRの紹介記事をお届けしたいと思います(*´ω`*)
ちなみに、次回は納車後半年のインプレッション記事を作成しようと思います。
C-HRとは?
※トヨタC-HR ハイブリッド Gグレード TOYOTA HPより引用
現在、アメリカ、欧州、日本でSUVブームが巻き起こっており、日本でも日産のジューク、ホンダのヴェゼル、スバルのXVといった車種が登場し、自動車販売比率におけるシェアを広げていました。
そんな中、トヨタの尖兵として漸く世に送り出されたコンパクトSUVがC-HRです。
コンパクトSUVの名の通り、基本的なシャシーはプリウスのものを使用しており、全幅も1800mm以下で、トヨタのSUVラインナップの中では最小のモデルとなります。
その為、日本のような狭い道路が多いシチュエーションにおいても扱いやすく、小回りが利くという、日本ユーザにとっては非常にうれしい仕様。
そしてプリウスと同じハイブリッドシステムを積んでいるため燃費も良いという、いかにも日本人好みのハイブリッド仕様が話題となりました。
このハイブリッド仕様は、フルモデルチェンジによりとても個性的になってしまった4代目プリウスを受け入れられないユーザの代替車として選ばれることも多かったようです。
そして、ハイブリッド以外にもオーリスRSにて採用されていた1.2Lダウンサイジングターボエンジンを積んだターボ仕様も併売されることとなり、SUV人気も手伝ってとても注目されることとなりました。
実際、発売開始後飛ぶように売れ、2017年、2018年のSUV販売ランキングでホンダのヴェゼルを抑え、販売台数No.1の座に輝くという素晴らしい販売成績を残しています。
C-HRの外観
※トヨタC-HR ハイブリッド Gグレード TOYOTA HPより引用
C-HRの外観についてですが、発表当初はプリウスに負けず劣らずの癖のある顔立ちということもあり、かなり賛否が分かれました。
トヨタらしからぬデザイン、といった感じですね。
私も正直最初は『無いな』と思ったのですが、慣れてくるとこれがまたカッコよく見えてくるんですよね(*´ω`*)
そして、販売台数を見ても分かるように、多くの方にこのデザインは良く映ったようです。
このクラスのSUVは本格的なクロカン性能よりは、お洒落感を求められるため、車両の構成は4ドアハッチバックなものの、全高を低くし、クーペスタイルに見せるために、後部ドアのハンドルはルーフ側に移動され、デザインを崩すことなく纏められています。
後部ドアのハンドルについては、丁度ホンダのヴェゼルや日産のジュークと同じ手法が取り入れられています。
そして、販売開始から8か月後、ツートーンカラーをラインナップし、更にユーザー好みの車体を作り出すことができるようになりました。
外観と言えば、トヨタ車としては初のシーケンシャルウインカー(流れるウインカー)をフロントウインカーに採用しているのも特徴です。
※トヨタC-HR ハイブリッド Gグレード TOYOTA HPより引用
これが付いているのとついていないのとでは、印象がかなり異なります。最近ではほとんどのC-HRがこのLED仕様のヘッドライトを纏っていますね。
この仕様は、発売当初こそ最上級グレードのGグレードに対し、LEDヘッドライトをオプション(15万円)で取り付ける必要があり、販売当初は購入希望者を大いに苦しめたのですが、現在はGグレードには標準装備、Sグレードについても比較的安価(5万円)で取り付けられるようになっているため、購入者の負担が軽くなりました。
逆にこの改良は、旧GグレードでLEDヘッドライトをオプションで付けなかったユーザは相当悔しい思いをしたことでしょう。
15万円払ってオプションを選んだユーザの方もかなり肩透かしを食らったのではないでしょうか(; ・`д・´)
とはいえ、今から購入される方は、それほど負担をせずに上級仕様に変えることができるので、お得です(*´ω`*)
LEDパッケージにすることで、リアランプもLEDとなります。しかも、ノーマルタイプと意匠も異なり、今流行りのチューブタイプのコンビネーションランプとなり、外観の高級感が大幅にアップします。↓こんな感じです。
他のC-HRが走っているのを見ると、とても綺麗に光っていてイイですよこれは(*´ω`*)
ただ、自分で自分の車のテールランプが見えない点は残念ではありますが・・・。
ちなみにLEDを装備しない場合のテールランプはこんな感じです。
たまたま出張でオランダに行ったときに見かけたので盗撮してきました笑。
テールランプの意匠が違うのが分かると思います(*´ω`*)
内装について
内装についてですが、こちらも値段の割にはなかなかの高級感を醸し出してくれています。
インパネ周辺にはピアノブラック調の化粧パネルがあしらわれており、ハンドルにも同様の加飾が施されています。このクラスの車にしては、かなり高級感あるな、と感じさせられました。
ハンドルもそうなのですが、この車のスイッチ類は、至る所でひし形の意匠が取り入れられており、それがなかなか良い調和を生み出しています。
ただ、デザインは良いものの、ハンドルについている音量調節と音楽の送りボタンは、どっちがどっちかわからなくなることが度々ありますが笑
もちろんスイッチ類の台座もピアノブラック調パネルが奢られており、ウインドースイッチにもシルバーの加飾があります。
手の触れるところにはソフトパッドもふんだんに使われています。
薄紫色のパネルは硬質パネルですが、特殊な模様とすることで、安っぽさを感じることはありません。
※Gグレード内装色 TOYOTA HPより引用
シートはGグレードにすると、上級ファブリックと本革の組み合わせとなります。
私が購入した当初はシート色は選択不可能でしたが、今はスペシャルエディションにより、いくつかブラックverか少し明るいダークサドルタンの内装が選べるようです(2019年2月現在)。
※G Mode-Neroのブラック内装 トヨタHPより引用
※G Mode-Brunoのダークサドルタン内装 トヨタHPより引用
ただし、このC-HRを選ぶ際に注意しなければならないのは、スタイルを重視したSUVであり、快適性を少々犠牲にしてでもスタイルを成り立たせています。
後席スペースも少し窮屈となるのですが、同様に後席の装飾も乏しくなっています。
ドリンクホルダーもドアにしかついていないため、ドアの開閉によって内容物が飛散してしまうといった悲劇も・・・(; ・`д・´)
トヨタとしては、ドライバーズカーとしてこの車を仕上げており、そのせいか後席の快適性や、装飾はカットされているな、という印象を受けます。
安全性能について
最近の車ですから、当然自動ブレーキシステムやその他予防安全システムを搭載しています。
C-HRに搭載されているのはトヨタセーフティセンスPとなります。
実は、2019年2月現在のC-HRの予防安全性能は、それほど高くなかったりします。
クラウン等に搭載されている現状最高のシステムと比較して、2ランク程落ちます。
こと予防安全性能に限って言えば、ライバルのホンダのヴェゼルの方が良い物が積まれていますね。
とはいっても、自動ブレーキはメーカ保証ではなく検証動画によれば時速50km/hまでのスピードであれば衝突を回避できる可能性が高いようですし、前車追従式クルーズコントロールやオートハイビーム、斜線逸脱回避ステアリング制御等のシステムは備わっており、普通に使う分においては、特にネガな部分を感じることはありません。
そして、このC-HRの兄弟車として発売されたカローラスポーツは、クラウンと同じ最上級の予防安全性能が付与されていますので、マイナーチェンジ時には、ほぼ最新型が搭載されるとみてよいでしょう。
シャシーについて
これです、C-HRの特徴と言えば、その奇抜なデザインと、新型プリウスに続く新型シャシーの採用です(*´ω`*)
※C-HRのシャシー(基本フレーム)画像 TOYOTA HPより引用
C-HRは新世代のシャシーを手に入れたことにより、車体剛性と乗り心地がとてもよくなっています。
4代目プリウスの後発ですので、さらに熟成されたと言いましょうか(*´ω`*)
正直値段が1.5倍もするアコードハイブリッド(前期型)と比べても、乗り心地が優れ、静粛性も高いという・・・。
プリウス4代目やC-HRに採用されているシャシーはトヨタのTNGAと呼ばれるシャシーで、4代目プリウスから採用され始めました。
このTNGAというシャシーですが、簡単に言えば、
- 無数に増えてしまった基本骨格(シャシー)をいくつかの少数グループに分けて基本からもう一度設計しなおしましょう
- 各車種の基本シャシーを共用化して、コストの低減を図りましょう
という試みで、当然これまでのシャシーの流用ではなく最新の、しかも共用化を図るということは日本向けだけでなくグローバルに展開していくことになるため、その骨格は非常に強固に・繊細に作られることとなります。
つまりは、ドイツのアウトバーン(制限速度無制限の高速道路)を走るような車に耐えうるフレームが、日本を走る車にも組み込まれるということであり、これまでの日本車とは一味も二味も違うことが予測されます。
そして、やはりC-HRのTNGAを採用したフレームは、素晴らしい出来でした(*´ω`*)
運転していてもとてもカチッとした車体を感じることができ、しかも採用されているザックス製ショックアブソーバの性能が良いのか、18インチの大径ホイールを履いているにもかかわらず、乗り心地も抜群です。
もちろん、このサスペンションが滑らかな仕事をするためには強固なシャシーであることが必須ですので、サスペンションだけでなく、TNGAシャシーとの相乗効果で、この乗り心地を発揮しているのだと思われます。
正直、嫁はC-HRのデザインに惚れたようなのですが、私が惚れたのはこの新世代シャシーです(*´ω`*)
是非いろんな人にこのシャシーの性能を味わってほしいと思います笑。
ちなみにC-HRのシャシーの出来については、元GT-R開発者であった水野和敏さんが、下記動画の通り高い評価をされていますので、良ければご覧になってみてください(*´ω`*)
パワートレーンについて
パワートレーンに関しては、プリウスと同様いつものハイブリッドシステム(THSⅡ)です。
えらく簡単に書いてしまいますが、私は正直このユニットには飽きている・・・と言ったら怒られますが、私は以前2代目プリウスに乗っていましたし、親が3代目プリウスを所有しているため、運転することもあります。
つまり現在のアコード以外に私の身近にあるハイブリッドカーは、すべてこのタイプ(THSⅡ)のハイブリッドシステムだったので、どうしても新鮮味に欠けてしまうんですよね(^-^;
トヨタのハイブリッドに関しては、ホンダ程変化(3種の全く異なったハイブリッドシステム)があるわけでもなく、特段パワーに優れているわけでもなく、でもそこそこの出力と、圧倒的な低燃費を誇るシステムですので、まぁ無難かなぁ・・・と(*´ω`*)
というか発売時点ではこのサイズの車に投入するハイブリッドシステムはこのハイブリッドしかなかったわけですが・・・。カムリ用を入れてくれれば面白かったかも笑
とはいえ、実は最近発売されたNXの2.0Lハイブリッドシステムには少し興味があるのですが、それが搭載されるのもマイチェン後となるでしょう。
2.0Lハイブリッドシステムはシステム出力が向上しており、評論家の評判も良いので楽しみですね(*´ω`*)
ステップ変速(ATのような多段変速を疑似的に再現している)も採用されている??のであれば、フィーリングの改善にも一役買っているかもしれませんね!
ターボの1.2Lモデルのエンジンは、非力だ、みたいなインプレがありますが、ダウンサイジングターボであることを考えると十分な出力かと思います。
うちの車と違ってじっくりと乗ったわけではないので、長時間乗れば物足りなさを感じるのかもしれませんが、試乗した範囲では力不足と感じることはなかったです。
同じエンジンを積んているカローラスポーツの1.2Lターボは、想像以上に力強いと感じましたし、C-HRも同じような印象になるのでは、と思います。
まとめ
ということで、C-HRの紹介でした(*´ω`*)
また大量に書いてしまいました・・・。
※我が家のC-HR。TRDのマッドフラップ(赤)が装着されている以外の外観はノーマル。
C-HRは、その奇抜な外観と、TNGAを採用した新世代シャシーを積んだ、TOYOTAの意欲的なコンパクトSUVという点で、見た目が嫌いでなければ選んで損はない車だと思います。
もちろんうちの嫁は大変気に入っているようです(*´ω`*)
私もたまに借りて乗り回してますが、悔しいですがいい車ですよね、ほんと笑。シャシーの出来にあっ晴れです(*´ω`*)
ただ、個人的には1.8LのTHSは少々非力かなーと感じる点もあり、これについてはマイチェンと同時にラインナップされるであろう2.0Lハイブリッドを積んだモデルに期待!という感じですね。
そして、このC-HRを購入する際に行った交渉内容が、月間自家用車様で紹介されましたので、その方法について記載しておきました。
色々な店舗を回って得られたマル秘情報も入れておきましたので、良ければ一度目を通してみてください(*´ω`*)
