超性能アップ! レクサスUXに搭載される新型2.0L THSⅡについて 燃費とパワーを両立した最新HVエンジン

自動車・バイクの基礎知識

こんばんわ、たまです。

本日も引き続き、レクサスのUXの話題。

新しく搭載されることになったハイブリッドシステムについて解説します。

 

 

これまで、トヨタがこのクラスの車に投入していたハイブリッドシステムは1.5Lと1.8L、2.4L、そして2.5Lのエンジンを用いたハイブリッドシステムでした。

 

そこへ、新たに2.0Lのエンジンを用いたシステムが登場することになります。

このシステム、なかなか評価が良いようですので、少し中身を見てみたいと思います(*´ω`*)

 

 

2リッターバージョン THSⅡについて

比較対象は、現状最も一般的と思われる1.8LのTHSⅡとします。

システム自体は基本的に一緒ですが、エンジン排気量が2.0Lとなって、さらにエンジン自体の出力がこれまでのハイブリッドシステムに比べて大幅に向上しているのが特徴です。

簡単な表にしてみましたので、値を比べてみましょう。

 

 

パッと見てわかるのですが、排気量の増加以上にスペックが向上しています。

全く別、というか別クラスの出力と言っても良いくらいの変化です(; ・`д・´)

 

 

エンジン出力について

まずはエンジン出力について。

昨日記事を造った新型のダイナミックフォースエンジンを採用しているのですが、こちらはより燃費重視のアトキンソンサイクル(燃費性能をより向上させるが出力が小さくなる)化されており、最高出力は28PSほど低下しています。

 

しかしこの出力、実は昨日紹介した2.0Lの普及エンジンに匹敵する出力なのです。

 

1.8Lエンジンの出力を見ていただいても分かるのですが、アトキンソンサイクル化することでエンジン出力は通常よりも低下することは基本であり、1.8LのTHSⅡに搭載されているエンジン出力は98PSと、下手したら1.3Lエンジンクラスの出力まで低下してしまっています。

最高出力発生回転数を低回転化していることも要因とは思いますが、正直、エンジン出力としては非常に物足りない性能となっていました。

 

一方、今回のダイナミックフォースエンジン(これもコンベンショナルエンジンと異なりアトキンソンサイクルかされてはいますが)出力は、ほぼ150PS。

この値、昨日紹介したノアやヴォクシーといった車種に搭載されている2.0L自然吸気エンジンと同等の出力となっています。

 

ということは、低燃費化しつつ、出力は従来エンジンと比べても遜色ないレベルを維持しているということ。

 

エンジン単体で見ても1.8Lハイブリッドシステムと比べて大幅に高出力化しています。

 

モータの出力について

次に搭載されているモータの出力を比較してみます。

 

1.8Lモデル:72PS、16.6kgf・m

2.0Lモデル:109PS、20.6kgf・m

 

こちらも大幅に向上。ガソリンエンジンで言えば、それぞれ1.6L相当、2.0L相当の出力となっています。

 

また、制御方法にも変更が加えられているようで、発進時のモータアシスト比率を増大させ、エンジン出力を抑えるような制御にしているとのこと。

 

つまり、発進時に出力特性的に有利なモータの分担率を上げ、さらにそのモータの出力も向上していることから、これまで以上にトルクフルな発進が可能であることが予想できます(*´ω`*)

 

 

システム出力について

さて、エンジン単体でも、モータ単体でも大幅に強化された新型のハイブリッドシステムですが、システム出力の違いについて見ていきます。

 

  • 1.8L版:122PS
  • 2.0L版:178PS

 

ほんとに同じクラスのシステムか?というくらいの違いがありますね。

1.8L版の総出力は自然吸気エンジンで言えば1.5Lクラスの総出力ですが、2.0L版の総出力は2.5Lクラスの出力を誇ります。

 

しかも、この数値はあくまで最高出力のみを数値化しただけです。

 

モータとエンジンの最大トルクの発生回転数は異なり、モータは低速が得意で、エンジンは高速が得意。

そして、このシステム出力というのは、この両者の特性を合わせたもっとも高出力の点を総出力として記載されていると思われます。

グラフにすると、下のようなイメージ。

 

 

もちろん厳密には異なると思います。THSⅡはスプリットタイプのハイブリッドですので、ここの出力をそのまま記載する事はできないはずですが、簡単にするためにこのような記載としています。

 

緑丸がハイブリッドシステム出力として記載されている個所の値だと思ってください。

 

システム出力と言いつつ、落ち込んでいる地点じゃん、と思われそうですが、縦軸方向が出力を示しており、ハイブリッドシステム出力は、エンジン、モータの出力の合計(つまり、それぞれの線の高さの合計)と考えられますので、その合計値が一番高い箇所、つまり緑丸の地点が最高出力と考えられます。

 

一方、グラフから分かる通りモータのトルクは低回転域ではガソリンエンジンとは比較にならないほどの高トルクを発生しますし、トヨタ広報によれば今回のシステムは低速でのモータ出力比率をより向上させているとのこと。

 

つまり、低速ではモータ出力の恩恵を最大限に受けてトルクフルに、システム出力でもエンジン、モータそれぞれ向上した出力の合算値を出せる為、数値以上にパワーを感じることができるのではないでしょうか(*´ω`*)

 

燃費について

最後に燃費の比較をしたいと思います。

記載されている燃費は車重やその他要因によって変わるため、一番近いと思われるCH-Rのハイブリッド車のカタログ燃費と比較してみます。

 

1.8L版:30.2km/L

2.0L版:27km/L

 

ということで、1.8Lの方がやはり良いですね。

ただ、UXの車重はベースグレード同士でも70kgも差がある(最大重量で比べると100kg以上の差があるのですが、これはおそらくハイブリッド4WDの有無による差)為、一概に1.8Lの方が燃費が良いとは言えないかもしれません。

 

逆に、大人一人分の重量差があっても、2.0L版の燃費は1.8L版肉薄していることから、ひょっとすると燃費性能を維持しつつ大幅な出力向上に成功しているのではないか、とも考えられます

 

これは、今後出てくるであろうCH-Rの2.0Lハイブリッド搭載版の燃費がどうなるかですね。

 

それよりもはやくカローラスポーツのハイブリッドシステムに、この2.0Lシステムが搭載されるという話もあります(*´ω`*)

 

まとめ

ということで、2.0L版のハイブリッドシステムについて解説してみました。

纏めると、出力が大幅向上しているにもかかわらず燃費性能も落ちていない、進化したハイブリッドシステムが登場しました(*´ω`*)

 

トヨタのハイブリッドシステムは、どちらかと言えば出力を抑えて燃費に特化させていると私は考えてきましたが、今回のシステムは出力と燃費をうまい具合にバランスさせているようです。

 

システム出力的にも十分なものとなっており、ひょっとするとi-MMDの1.5Lバージョンといい勝負になるかもしれません。

 

そして、このスペックから思うに、今後1.8L版のハイブリッドシステムは消え去る運命にあるのではないでしょうか?(; ・`д・´)

 

それほどの力を秘めた、システムになっていると思います。

 

ということで今回は以上です(*´ω`*)

 


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