初回車検費用公開 シビックタイプR FK8の車検費用はいくらかかるのか?

3 years Japanese vehicle inspectionHonda Civic Type R (FK8)

月日が経つのは早く、シビックタイプRが納車されて3年が経過しました。

新車3年といえば、初回車検。

初めてのスポーツカーということで一体いくらくらいになるのか戦々恐々としていますが、愛車のコンディションをしっかり保ちたいので、購入したHONDA正規ディーラーで車検を受けることとしました。

正規ディーラーでの車検は安心と引き換えに、若干お値段は高め・・・という印象がありますが、HONDAが誇るタイプRの車検費用が一体いくらになるのか、その整備内容も含めて今回お伝えしようと思います。

 

車両コンディション

車検を受ける際の車両コンディションについて。

Civic type R

私のシビックタイプRは、2020年2月10の納車であり、車検に持ち込んだ日(2023年2月9日)の時点で走行距離は18,917kmでした。

年間6000km程度で、主に使用用途としてはドライブだったため、1回に100km前後走っていました。

平日はほとんど使用せず、長期休みや土日に乗るというかたちで、天候や自身の予定によって何週間か乗らないこともあり、バッテリーは若干弱っている感(というよりも放電してしまっている??)を感じることはありました。といっても、走行して充電してやれば元に戻る程度のものですが。

 

サーキット走行は1度だけ行いましたが、初サーキットだったこともあって、初心者のサーキット走行程度で車体にダメージが残るような走り方は行っていません。

 

ということで、全体的にはシビアコンディション等に該当せず、かといって走らなすぎというわけでもなく、通常使用の個体での車検となります。(ですので、大きな消耗品や交換部品は発生しないと見込んでいます)

 

 

整備内容

すべてのHONDAディーラーがそうなのかわかりませんが、私の購入したディーラーは車検時に行った明細書と一緒に整備・交換の前後状態を写真に撮って渡してくれます。

その資料から今回行った整備を下記に列挙していきます。

 

<スタンダード車検> ①確認・調整項目は下記

  • OBD診断
  • スパークプラグの状態
  • エアクリーナー汚れ、詰まり
  • 燃料漏れ
  • 冷却水の漏れ
  • ハンドルの操作具合
  • 駐車ブレーキの引き代
  • クラッチの作用ペダル遊び
  • ブレーキ装置の機能、摩耗
  • ブレーキの液漏れ
  • ディスクとパッドの隙間
  • ディスクの摩耗、損傷
  • サスペンション取り付け部状態
  • ショックのオイル漏れ、損傷
  • ジョイントブーツの亀裂、損傷
  • ホース、パイプの漏れ、損傷
  • ミッションオイルの漏れ量
  • シャフト、ブーツ亀裂損傷
  • エンジンオイルの漏れ
  • フレーム、ボディの緩み損傷
  • ショートパーツ

<スタンダード車検> ②手入れ内容

  • エンジンオイル交換 (オイルキープ会員のためオイル代は無料)
  • ブレーキオイル交換
  • Fパッド残量:7mm  (3mmまでは使えると教えてくれました)
  • Rパッド残量:6mm  (3mmまでは使えると教えてくれました)
  • 洗車
  • 室内清掃
  • セーフティチェック
  • バッテリー液の量
  • ウォッシャー液補充
  • 冷却水量確認
  • タイヤの亀裂、損傷、摩耗確認 (溝 F:4.0mm、R:3.5mm ローテーション実施)
  • 下回り防錆処理

 

上記内容が行われていました。また、整備の際にもらった整備記録は下記。きちんと各部点検、交換していただけているようでした。

前後サスペンション周りについては、洗浄後、防錆処理をしていただけたとのこと。

 

Maintenance report 1

Maintenance report 2

Maintenance report 3

 

最終的な点検結果的には、当然ですが車両状態は良好。

 

タイヤ溝、パッド厚さはまだ使用可能範囲内で、大物の出費も抑えられ、頂いた写真を見る限り、発錆等もなく、内外共に綺麗な状態で維持できているようです。

 

 

シビックタイプR 初回車検費用 発表

前述の通り、通常コンディションで大物部品交換ナシでの車検となりました。

ディーラーでの車検のため、多少費用は高くなると思われますが、かかった費用はというと・・・

 

 

Cost for Japanese first vehicle inspection

 

全部込みで\119,000-となりました。

 

 

詳細内訳は、

  • 整備費用
    1. HONDA スタンダード車検費用 : \49,500-
    2. 保安確認検査料 : \11,000-
    3. ブレーキオイル交換 : 油脂代:\2,174-, 技術料:\3,216-
    4. ネット予約割 : \3,000-
    5. 検査代行手数料 : \9,900-

整備費用計 : \72,790-

 

  • 法定費用
    1. 重量税 : \24,600-
    2. 自賠責 : \20,010-
    3. 印紙代等 : \1,600-

法定費用計 : \46,210-

 

ということで、約5万円の諸費用と7万円の整備費用という感じでしょうか。

 

通常使用、スタンダード車検ですのでホンダディーラーで行う車検としてはかなり標準的な内容と思います。そういう観点からみると、この金額は高い?安い?

 

 

まとめ

ということで、シビックタイプR FK8の初回車検費用について紹介してみました。

 

すでに詳細書いていますが、かの有名なGTRのように、車検ごとに数十万必要となるようなことはなく、スポーツカーであっても標準車の車検と大きな差はありませんでした。(スポーツカーとして専用開発されているGTRと、大衆車ベースのシビックタイプRの違い、また、タイプRといえど、あくまで大衆車ベースなので特別なメンテを必要としないのかと思います。)

とはいえ、このタイプRの特徴である20インチタイヤを交換するとなると10万円以上の出費は確定(モノを選ばねければもっと安く手に入りはしますが・・・)しますし、生産国がイギリスということで、今後外車のように交換部品がそもそも高額だったりといったことがないか不安ではありますが・・・。

 

 

おまけ

車検を安く済ませるにはどうすればよいかですが、交換部品は車によって違うので別で考えるとして、法定費用は削減することができません。なので、今回の見積もりでいうと、整備費用(基本整備料金)が安いところを選ぶと車検を安く済ませることができるようです。

今回HONDAディーラーでは、油脂の交換料金が入ってしまってますが、基本整備料金が\72,790-でした。これを、オートバックス車検やガソリンスタンド車検等で依頼すると、ざっくりですが\25,000~に減額することが可能で、最安値だと6万円台で車検を済ませることができます。ただ、質はお店次第といったところ。

 

それよりも安く・・・ということであれば、ユーザー車検です。

自分である程度整備ができるのであれば、法定費用のみで車検を通すことができます。

私も1度利用したことがありますが、整備自体は高度な専門知識を有するものではなく、一般的なものがほとんどですので、できないところだけ車検場付近の整備工場へ依頼し、それ以外は自分で点検整備を行って車検場へ持ち込むことで、5万円以下で車検を通すことが可能とです。

 

また我が家の車で、機会があれば挑戦してみようと思います。