ブリジストン REGNO(レグノ) 装着後の騒音を測定してみたら衝撃の結果がでた

compare 2Toyota C-HR (2017)
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こんばんは、たまです。

本日は前回予告していたREGNOを履いた際の騒音値の変化を測定してきましたので、その結果についてご紹介したいと思います。

 

REGNO GR-X2

REGNO GR-X2

 

タイヤメーカのサイトでは、『従来型に比べて〇%の騒音低減!』とか、『他社銘柄と比較して圧倒的な静粛性を実現!』といった風に、明確な数値で示していないことが多いです。

 

また、タイヤのユーザレビューにしても、『とても静かになった!』とか『他のとは違う』という、これまた主観的なコメントしか見当たらないので、実際の騒音値を測定・比較することで皆様のタイヤ選びの参考になればなと思います。

 

 

比較条件

比較条件ですが、今回はうちのC-HRに純正装着されていたミシュランのプライマシー3との比較になります。

 

Primacy 3

Primacy 3

ミシュランのプライマシー3について少し解説すると、すでにプライマシー4に世代交代していますが、ジャンル的にはコンフォートタイヤとなり、レグノと同じカテゴリに属すタイヤです。

 

C-HRを納車された当時に感じたことですが、この車、当時乗っていたアコード(タイヤはダンロップのビューロ)よりも静粛性が高く驚かされたものです。

車体がしっかり作られていることと相まって、プライマシー3のコンフォート性もその静粛性の高さに一役買っていたのだと思いますが、非常に印象の良いタイヤです。

 

価格的には、ネットショップだと、レグノよりも20%程安い、20000円/本~といったところでした。

Tire Cost

Tire Cost

 

ただ、今回は車検に向けての交換前ですので、40000km弱走行のスリップサインが出る直前となり、かなりくたびれた状態であることは念頭においてください。

 

 

 

対するレグノは、製造年/週が2021年の18週目ですので、本当に出来立てほやほやです。

 

もうこの時点でプライマシー3が勝てる要素はありませんが、今回はあくまで騒音値の比較ですので気にせず行きます。

 

 

測定条件

出来るだけ正確な測定結果を得る為にいくつか測定条件を整えました。

  • 騒音測定はEV走行モードで行う
  • 速度上限は60km/hとし、50km/h前後で維持
  • 測定する道は両車とも全く同じで、荒れた路面と綺麗な路面の2種 (どちらもアスファルト舗装路)
  • 外気温は20℃ 路面は乾燥状態
  • 騒音計はスマホアプリのデシベル Xを使用し、測定平均値を採用

 

といったところです。

 

EV走行モードのみとすることでエンジンの雑音による誤差を発生させず、より信憑性の高いデータ取得を目指しました。

 

一方、本来であればより正確な測定結果を得る為、母数を3回とか5回に増やした方が良いと思うのですが、試しに同条件で2回測定したところ、ほぼほぼ変わらない値が出ましたので、このアプリでもそこそこの測定精度はあると判断し、1回の結果での比較としています。

 

 

測定結果紹介と騒音値比較

さて、では早速測定結果を示します。

 

比較1 荒れた路面

compare 1

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まずは荒れた路面での測定結果比較。

平均値だけ比較しますが、

  • プライマシー3 : 騒音平均 65.2dB
  • レグノ: 騒音平均 63.5dB

となりましたので、1.7dBレグノが静かという結果になりました。

 

比較2 綺麗な路面

compare 2

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続いて、綺麗な路面での測定結果比較。

こちらも平均値だけ比較しますが、

  • プライマシー3 : 騒音平均 63.0dB
  • レグノ: 騒音平均 60.1dB

となりましたので、2.9dBレグノが静かという結果になりました。

 

実際耳に聞こえる音量はどれだけ変わる??

さて、今回dB(デシベル)という音量を示す単位での比較となりました。

 

恐らくどなたも聞き覚えがある単位だと思いますが、一方で、ブリジストンのレグノはプレミアムコンフォートタイヤ最高峰で、静か静かと言われる割には1.5~3dB程度しか差がないやん!と思われた方も多いはず。

 

dBという単位は簡単に言うと、『途方もない音圧の数値を分かりやすく省略した数字』となりますので、実はdBが1変わるだけで聞こえてくる音量はかなり変わってきます

 

dBを使わずに音圧を比較すると、例えば『123,456,789 μPa :  987,654,321μPa』という難解極まりない数字の羅列を比較することとなります。

 

違いが分かりづらいですよね?なのでdBという単位を用いて、これを分かりやすく表示しているのです。

 

従い、dBという単位は途方もない数字を含んだ単位だという事が分かるのですが、では、実際どれくらい変わるのかというと、1dB違うだけで聞こえてくる音は10%ほど低減されます

そして、3dB変わると、実は聞こえてくる音量は30~40%弱もの違いが出てくるのです(*´ω`*)

 

つまり、ブリジストンのレグノを履くことで、車の騒音は10%~40%弱の騒音低減ができるという事が明らかになりました。

 

実際、綺麗な舗装路を走った際は、『ゴーーーー』という走行音はほとんど聞こえないです。

 

 

まとめ

 

ということで、ブリジストン REGNO(レグノ) 装着後の騒音を測定してみたら衝撃の結果がでた、と題してタイヤによる騒音の違いを定量的に比較してみました。

 

やはり高いタイヤには高いだけの理由があり、レグノ装着によって間違いなく車の騒音は小さくなることが分かりました。

 

ただ、できれば新品同士で比較して、タイヤ同士の優位性を比較したいとも思いますが、同じ車を何台も用意できるほどお金はありませんので、仕方ありません(^-^;

 

またどこかの雑誌がやってくれることを期待します笑

 

 

尚、念のため軽自動車でも走行音を測定してみましたが、C-HRとは比較にならない音量差でした(; ・`д・´)

 

これも、いずれ正確に測定して紹介してみたいと思います。